先日、暑いさ中都心の緑地でセンダイムシクイに遭遇したことをご紹介したが、その隣の緑地帯でヤマガラが早くも冬支度、食料の備蓄を始めているのを発見、暫く観察した。
此処のヤマガラ、筆者が行くといつも迷彩柄のベストに迷彩柄のデイパックを背負っているので顔も覚えたらしく、多い時には4~5羽群がって餌をねだりに来る。いつもはヒマワリの種なのだが、今はそれを手に乗せて示しても見向きもしない。
「何故だろう?」小学校時代から「何故?のシンジョー君」で先生を困らせていた癖が70歳を超えてもいつも出てしまう。
しばらくしてそれが解った!
エゴの木の実採集に夢中で、来園者の差し出すヒマワリの種より重要な餌なのだ。
エゴに木の実にはエゴサポニンという毒があり、幼児や犬が食べると大騒ぎになる植物だ。
我が家の庭の真ん中にも1本生えていて、春先5月ころには下向きにベルのような白い花が密集して咲き非常にきれいなのだが、丸い木の実だけは触らないようにしている。
ヤマガラだけがこの木の実を好物としていて、今朝も家の庭にヤマガラが来て啄んでいた。大方実が無くなっているので、ずいぶん前から持って行ったのだろう。
ヤマガラは緑色の部分ではなく、真ん中にある黒い種を食用としているようだ。
庭の木から採ってきたエゴの木の実、割ると黒い種子が出てくる。
こうして真ん中の黒い種子を取り出しているのだ。
で、そのエゴの木の実を選ぶのに結構見定める時間が必要のようだ。
どれでも良い訳ではないようだ、熟れ具合が重要なのだろう。
咥えて飛び去る
落ち着いて種子を取り出せるところへ行くようだ。