イカルの群れに引き続き、昭和記念公園内を進むとモズのオスが付かず離れず平行に移動していた。筆者がベンチで昼食のサンドイッチを食べている間も近くの枝で10分以上動かず、再度動き出すと一緒にまとわりつくように一定の間隔で移動する。
何なんだコイツは?筆者が知っている誰かの生まれ代わりか?などと超科学的な妄想すら覚える程の事だった。連写のせいもあるが単なるモズの飛翔に60カットも撮影したのは初めての事。
地上に降りて採餌したようだが、その時は遠くて草の影に成り何を食べたか不明だった。
しかし飛び去る後ろ姿ではなく、こちらへ向かう姿や横への移動を撮れたのは良かった。
筆者思うに、やはり野鳥は「アッ!居た!」で忍び寄って枝留まりをアップでノートリとか言って撮るのではなく、生態を良く観察して何かをしようとする瞬間を逃さず撮影したい。
やはり優れた鳥類図鑑はそのほとんどが、対象野鳥の特徴を間違いなく表すためにイラスト画で作られている(National Geographicなどでも同様)とおり、光の加減で色や形がいい加減になってしまう写真は使用しない。
これは植物などのポタニカルアート同様、ある面で写真というモノの限界を感じざるを得ない。
しかし、1カットではなく、数カット使用してその野鳥の説明ができるとなれば話は別だ。オス・メス含めて5~6カットで説明する図鑑があれば助かるのだが、かって存在していた野鳥のデジタル図鑑のようなサイトが復活してくれると嬉しいのだが・・。
野鳥版のWikipedeiaのようなものがあると嬉しい。
この個体が20分以上お付き合いしてくれたオス。
ランチは立川駅中で購入したチキンサンド。
すぐ傍でたった一羽のイカルに騒ぐ集団しり目に、モズ君は傍の木の枝でシーッとしていた。
最終的には池のほとりの枝どまりで暫く居たが、池を渡って対岸へ去っていった。