くちばしが赤い野鳥は目立つし人気種が多い。
中でもミヤコドリはその名前の持つ日本古来のイメージと相まって干潟などでは特に人気種の様だ。飛来すると季節到来の新聞記事に成ったりする。
筆者は佐賀の東与賀干潟=大授搦(だいじゅがらみ)、福岡の和白干潟、それに八代市の球磨川河口部で過去に遭遇・撮影している。いずれも九州だ。
しかし、何故か八代の球磨川(前川)河口部の個体は行く都度一羽でいる。この河口部は時にはアメリカヒドリやオニアジサシが居たりして、少数精鋭の珍しい干潟の様だ。
東与賀干潟や和白干潟では6~8羽以上の群で行動していた。
球磨川河口は汽水部で、だんだん潮が満ちて野鳥たちの居場所が狭くなってくる。
もう潮が上がり海水が迫って来ると押し合いへし合い状態。
鴨の中で、色気が違うのでミヤコドリは干潟の異端児なのだろうか?
とうとう中州が消えかかって脱出したミヤコドリ。
アッ!空中脱糞。
非常に綺麗な野鳥だと思う。
和白干潟や東与賀干潟の個体たちも、また掘り起こしてみよう。