7月ころに繁殖期後期を迎え、幼鳥教育を修了すると、若鳥たちはそれぞれ独立生活に入ろうとする。生息環境の非常に良い人吉市エリアでは中には10月ころまで親と行動を共にする若鳥も居るが、ほとんどは独立するか自然淘汰されていつもの場所では数が減ったように見える。
それまで、一緒に行動していても2~30m離れていたつがいのヤマセミが並んで行動するようになるのが大体11月~12月ころ。
気の早いオスは、12月に求愛給餌を行う。2015年にその模様を動画で録画している。すぐに交尾に入るというより「来年もよろしくね?」程度の挨拶代わりのようにも見えたが、早いつがいは12月に交尾行動に入るのかもしれない。
11月のヤマセミは紅葉バックに映える。
人吉市ならではの人間との距離感だ。
つがいはそろって同じ仕草をすることが多い。