20mの距離の土手の草むらでは保育園児8名と母親らしき数名のグループが集っていたが、バンもクイナも、10羽ほどのカルガモ達も警戒する風でもなく普通に採餌していた。
わりに広い川幅(~と言ってもせいぜい4m程だが)の部分にかたまっている水鳥達から離れて暫く走った所にもう1羽別のクイナがチョロチョロ川床を走り回っていた。どう考えても別の個体だ。
意外に野川には隠れた名鳥?が居る様だ。今年も逢えたミソサザイにしろ、オオタカやハヤブサなどの猛禽類。初夏にはまたホトトギスの声も聴けるだろう。
クイナがこう言う直射日光の当たる場所に出てくるのは珍しい。
まるでライトを当てた様に見えるが、鋭い夕陽なのだ。
周りを見まわたしながら葦の薮に消えて行った。