2017年12月8日金曜日

団塊世代の野川公園晩秋レポート。This is the nature report of Nogawa Park in end of autumn.

 今朝の武蔵野は気温0℃!この冬一番の寒さだった。毎朝の犬の散歩で通るルートも休耕畑から湯気が立ち上り、植わったキャベツは真っ白な霜に覆われていた。

 昨日の夕方、いつもの野川沿いを野鳥求めてほんの1時間散策したが、「秋の陽はつるべ落とし」どころか急降下で暮れてしまった。国分寺辺りに端を発し武蔵野のハケ沿いに流れる野川は当然低い所を流れているので、夕陽は当然早くに見えなくなるから流域が暗くなるのも早い事!当然カメラのISO感度も5000程度に上げねば野鳥も撮れない。
※ハケ=大きな川の河岸段丘により形成された崖の連なり。

 その野川沿いに野川自然観察園が存在する。過去においてはオオタカ、チョウゲンボウ、サンショウクイ、キビタキ、ルリビタキ、シメ、イカル、カシラダカ、ジョウビタキ、アオゲラ、アカゲラ、カワセミ、ホタルなどを撮影した。園内は当然のように動植物(採取禁止)が豊富なので木の実や昆虫が多い為と思われる。

 入園(無料)時間が朝9時から夕方4時半までなので野鳥観察・撮影には不親切だが、金網の外から園内の野鳥は何とか撮影出来る事もある。

 今は園内の紅葉が最高潮!あと2~3日で散り始めか?行くなら今でしょ?武蔵境から西武多摩川線(旧是政線)で一駅、新小金井駅からまっすぐ住宅街を南へ下る(徒歩13分)か、JR三鷹駅から小田急バスで武蔵小金井行きに乗り野川公園一之橋下車でも行けるが、それ以外京王電鉄調布駅からも行けるのでアクセスに関しては野川自然観察園のサイトを参照されたい。
野川公園公式サイト=http://musashinoparks.com/kouen/nogawa/

 未だ冬鳥が充分飛来していないようだが、前出の野鳥、常連カワセミを筆頭にモズやシジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、セキレイ系などはいつでも居る。カメラを持って行っても空振りにはまずなるまい。
 
自然観察園内のもみじは毎年凄い紅葉となる、一部コンテスト指向のアマチュアカメラマンには有名らしい。
手前の枯れ木が鮮やかさをより引き立てている。

森の奥はとにかく暗い。

昨日はジョウビタキのメスが出迎えてくれたが、オスも多い。

この娘は周りを一周しても飛び立たなかった。上の画像の180度逆サイドから。
野川にはキセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイの類が居る。
なぜか野良猫が多いのもこの公園・観察園の特徴らしい。

夕方になると、次々と伊豆諸島から新中央航空のドイツ製ドルニエ228型が夕陽を浴びながらすぐ隣の調布飛行場へ降りて来る。

野川公園と繋がっている武蔵野公園との間を南北に走る西武多摩川線(旧是政線)は今年で100周年だそうだ。この運転手さんは今期で退職だという。長い間お勤めお疲れ様でした。

たった6駅間の盲腸の様なローカル線だが、沿線にアメリカンスクールやICUが在るので外人さん含めて利用客は結構多い。