2017年12月16日土曜日

団塊世代は熊本のくまモンに興味を持った! Baby-boomers are interested about Kumamoto prefecture's idol character Kumamon.

 今から7年前の2010年、ちょうど筆者が人吉市のヤマセミに初めて遭遇した春先、熊本県庁の知事公室を仕切っておられた山口室長さんから伺ったのが最初ではなかったかと記憶しているくまモン。

 まだ、全国ゆるキャラ・ブームなど影も形もなく、九州ではすでに絶滅した「熊」をモチーフにくまモンが登場したのだ。県別のキャラクターと言えば2007年国宝彦根城築城400年祭の『ひこにゃん』、あるいは当初不気味だの仏教を侮辱しているだので不評だった奈良県の「平安遷都1300年祭公式マスコットキャラクター『セント君』」が始まりではないだろうか?

 坊主頭に鹿の角を生やした『セント君』はメディア露出のお陰で話題性が人気を生み出し、今では受け入れられているが、『くまモン』のほうは出だしから人気が急上昇した。

 自分が育った熊本でもあるし、それなりに自分のイメージを持っていた熊本に「ゆるキャラ」など必要ないと筆者は当初思ったのだった。逆に今までの質実剛健、保守的な熊本県の良さがマンガチックな熊のイメージで混乱するのではと懸念したものだ。

 しかし日本人はいつの間にか伝統やイメージよりキャラクターの持つ「可愛い!」雰囲気に直反応するように成ってしまったようだ。ディズニーランドのミッキーマウスやドナルドダックに飽きた日本人がディズニーのキャラには無い「くまモン」に飛び付いたのだろう。

 実は筆者は2012年名古屋で開催された「JA2012国際航空宇宙展」のイベントにこのくまモン登場をリクエストし、熊本県庁の方々の絶大なご協力の元、日野熊蔵のハンスグラーデ機実寸模型拝借の対価の一つとして無償提供した人吉市PRブース中心にパフォーマンスを展開して頂いた経験がある。

 これも2010年4月に球磨川でヤマセミに遭遇できたからこそというご縁なのだ。人生何が幸いするか判らない。
 
 そかし、その人気のくまモンも地元熊本と東京では呼び方のイントネーションが多少違う。それはそれで良いのかもしれない、言葉の発音の習慣や考え方が違うのだから。熊本では『くまモン』を「博多通りもん」のように平坦なアクセント、イントネーションで呼んでいるようだが、東京では『くまモン』の「く」の部分を高く、「まモン」の部分を下げて発音している。これは平坦な呼び方は良いイメージが少ないからだとも何処かに解説してあった。平坦な言い方は「田舎モン、うつけモン、偽モン、馬鹿モン・・・・」といったいいイメージではない言い方だというのだ。ドラえもんは平坦だが名前が長いので語尾を下げづらいという事らしい。筆者もそう思う。NHKの全国ニュースでもアナウンサーが「く」だけを上げて語尾を下げた東京風の言い方で「くまモン」を発音しているのもこの辺りが理由ではないだろうか?
東京銀座松屋で行われている「大くまモン展」を観に行った。

8階催事場で行われていた。物販コーナーは超充実?

昼前にくまモン登場!記念撮影会が開かれた。

直感的にくまモン入場シーンを撮れる位置を確保、大成功だった。

このすざまじさにさすがのくまモンも一瞬固まっていた。

思わず撮影しながら笑ってしまうデジカメ・スマホの列!

世の中には物凄いくまモンファンが居るのだ。

一方でこちらは2012年名古屋のセントレア空港でのJA2012名古屋国際航空宇宙展の一般有料入場ブース。

人吉市役所の小林次長(当時は観光関連の課長さん)と温泉観光連盟の嶋田さんと一緒に人吉市PRに励むくまモン。

ヤマセミが名古屋の航空宇宙展の人吉ブースにくまモンを呼んでくれたようなものだ。