2017年8月8日火曜日

ゴイサギは最近昼間行動することにしたらしい。Recently the night heron seems moves at daytime.

 色々な文献や著名な図鑑を見る限り、ゴイサギは基本的には夜行性だとの記述が必ずある。筆者もずーっと以前からそう思っていたし、2003年頃八代の日奈久漁港で夕方日没時にゴイサギやホシゴイが群れているのを見て、昔渋谷の繁華街にたむろしていたチーマー達の様だと思ったのを想い出してしまった。

 しかし、2007年頃熊本の江津湖で釣り人の横で雑魚を待っているゴイサギが、速足で歩きまわって餌を貰う姿を見て、夜行性じゃなったのか?と訝しがったのを覚えている。

 それ以降、熊本県内では日中木陰とか物陰で隠れるようにしているゴイサギなど観た事もなく、せいぜい球磨川やその支流の堰の端辺りでジーッとしている姿を見る程度。決して夜行性というような遠慮がちな姿ではない。

 今回の人吉行ではそれが確信になった。ゴイサギは球磨川流域・人吉界隈では立派な昼行性の他のサギ類と殆ど一緒の行動パターンの野鳥だ。今日はそれらの証拠画像を色々ご紹介しようと思う。

 この理由だが、人吉駅の上の大きなサギ山で他のサギ類と一緒に団体行動している間に真似たのか、習性が移ったのか、非常に興味深い。
 このサギ山にはササゴイもゴイサギもアオサギもダイサギもいる。アマサギの数が結構多いのも珍しいのではないだろうか?

 水面近くを飛ぶのでは無く、結構な高度で移動するゴイサギもそうそうお目に掛かれないのではないだろうか?しかし人吉の球磨川流域では高い所を飛ぶのだ。
ゴイサギの周りに見えるオレンジ色のゴミの様なものは赤とんぼ。







 撮影場所は球磨川本流2カ所、支流2カ所でそれぞれ結構離れた4カ所なので基本的に同じ個体ではないだろうと思う。
 明日以降、幼鳥ホシゴイを伴った飛行やホシゴイの単独行動などもご紹介予定。堰で見事な採餌シーンを見せてくれたり、他のサギと採餌コーナーを奪い合うなどヤマセミに負けないパフォーマンスを見せてくれている。