団塊世代で中高生時代洋楽が好きだった方なら一度は聴いたことがあろう。あの坂本九ちゃんのスキヤキ(日本名=上を向いて歩こう)の全米NO.1を蹴落としてトップになった曲だ。
話が飛んでしまったが、今日はこういった曲に乗って空を飛ぶミコアイサを特集してみたい。
今回のミコアイサは人吉盆地で1年前の観察時のもの。いずれも他のカモたちが注目していて人気者だったのだろうか?必ず同伴者というか伴走して飛ぶ仲間がいたのが印象的だった。一度はヒドリガモが先導。二度目はオカヨシガモが後ろを護衛していた。
しかし、こうして上空を数回大回りで旋回した後の着水が信じられない方法だった。マガモやコガモなどは水平に両足を前に出して滑り込むような形で着水するのだが、このミコアイサは高度10mほどから、まるで物が落ちるようにカモたちの群れのど真ん中に、ボッチャーン!と落ちて来るのだった。
ヒドリガモに先導されて飛び立ったミコアイサ。
今度はオカヨシガモを引き連れてのフライト。
確かにミコアイサは白くて可愛いユニークな野鳥だが、やはり筆者の野鳥に対するコンセプト「野鳥と航空機は飛んでいる時こそ美しい!」そのままに、飛んでいる時のミコアイサはさらに美しいと思う。まるでどこかの優秀な美大生が考えた作品のようだ。