今まで色々な野鳥を観察してきた経験からすると、結構長時間観察をしていたケースの場合、こちらが脅威を感じさせない場合に限り野鳥の方が「何なんだあいつは?」と逆に興味を示し、近寄ったり周りを旋回して確認行動をするような気がする。これをご覧になっている方でそういう経験は無いだろうか?
特にヤマセミ、猛禽類(ハヤブサ、ミサゴ、トビ、チョウゲンボウ、コミミズク、ハイイロチュウヒ等)カラス類、ジョウビタキ等でそれを体験している。こちらに脅威を感じたりすれば一目散に飛び去り、向かってくる画像等撮れない筈なのだが、意外にそういう状況下での正面画像を撮れているという事は8倍も視力の良い彼らが撮影者に興味を示しているという事にならないだろうか?
次回の人吉行きでは是非それを調べてみたい・・・とは言うものの、出遭えてこその事だが。
食べ終わってまっすぐとこちらに向かってくるハヤブサ。
700mmのみで観察していた事を今でも悔やんでいる。手持ちの50-500mmズーム+サブ機も用意できたのに、それを怠った自分が情けなかった。それさえあればそれに替えて正面画像の撮影が充分可能だった。まだまだ自分は修行が足りないと反省しきりだった。
次にピンが合ったのはこの横位置の画像になってしまった。
しかし鋭い西日を浴びてしっかりと撮れた。
やはり満腹なのか?その昔映画で観たサメのジョーズのようだった。
ジンバル雲台の効果だろうか、180度以上の広角・上下動に上手く付いて行けた。
畑の真ん中の電柱に止まり周りを見渡し・・・・。
ちょっかいを出すカラスを一瞥しただけでビビらせ、遠くへ追いやり・・・。
おもむろに、くちばしに付いた食べ物の残りをこそぎ始めた。
この動作は結構長く、2~3分間やっていたような気がする。
こうして食事の一部始終を観察させてくれたハヤブサに感謝して別れたのだった。手を振ると、いつまでもジーットこちらを見送ってくれた。次に行く時にもまた逢えるような気がしている。