1962年頃、熊本の八代二中から転校して通った中学校がこの東京工大の直ぐ下の世田谷区立奥沢中学校だったので、この緑色の大きなインコがその当時は全然居なかったと断言できる。 東京工大の防空壕跡で放課後いつも遊んでいたから良く知っている。
数日前、カメラを持っていつもの野川に撮影練習に行ったら、上空をキャラキャラ南東方向へ飛ぶ野鳥の集団が居た。慌てて後姿を撮影したが、紛れもない緑色の尾の長いワカケホンセイインコの群れだった。しかしその数はいつも見慣れた10羽ほどの群れではなく、数十羽の大きな群れだった。
東京でも南西部、世田谷の大岡山と西部の小金井公園辺りを毎日往復しているので、他のエリアではまず見かけない希少種だ。ガビチョウやソウシチョウのように全国的に広がる籠脱け外来種ではないようだ。寿命が30年くらいと聞くのでこの先も徐々に増えていくのだろう。インドやアフリカ原産なのに空気が悪く、冬季には雪も降る東京で繁殖するのだから、余程生命力が強いのか?悪戯カラスに代わって、オーストラリアの街の様にこいつが住宅地に増えてくれると面白い事に成るのだが・・・。
夕方の側上空を塒の世田谷・東京工大に向かって飛び去る群れ。
桜の時期にはこうした対比も綺麗だ。傍で見ると結構でかい!母校奥沢中学校横の吞川で。
桜の時期は場所が変わっても似たような絵になってしまう。
日陰に入ると鈍い緑色になる。
正月の真冬の枯れ枝だからこそ判るが、夏の葉の多い時期にはまず隠れて判らなくなる。
我が家から覗ける隣のミッション系大学構内で。
硬いケヤキの樹皮を剥がしていた。猫の爪とぎみたいなものなのか?