これはオオジュリンが葦の幹を割ってめくって中に居るカイガラムシを食べ始める音なのだ。最初にこれを体験した際は非常に不気味さを感じた。周りを得体の知れない大群に囲まれた感じがした。昔、真冬の志賀高原で山奥の露天風呂へ行こうと雪道を歩いていたら周りをいつの間にか野猿の群れに囲まれて焦った時の感覚に似ていた。
自然界の脅威は時として同じ動物としての原始的な感覚を思い起こさせてくれるので、都会生活に慣れた人間にとって必要なことかもしれない。今日の画像一つ一つにコメント・キャプションは不要だろう。渡良瀬遊水地に行けばこの雰囲気を味わえる。
北関東の冬は風が強いが晴天も多い。