このヤマセミの鳴き声を図鑑その他では「キャラッ、ケレッ」などと記しているものが多く以前から気になっていた。たぶん編集した人は直に聴いたことが無いのだろう。決して「ラ行」の音は聴こえない。あまりに気になったので、録音したヤマセミの声を30名ほどの人間に聴かせカタカナで聴こえたとおりに書いてもらったことがある。今から4年前の話だ。
その結果、ギャルルルルルという警戒、あるいはオネダリの連続音以外は殆ど20名以上が「キャッ、キャッ」だった。その他「ケッケッ」という人も6名ほどいた。決してケレッ、キャラッなどとラ行の音を感じた人はいなかった。野鳥の鳴き声表記をカタカナで行う事が如何に難しいかは良く理解しているが、ヤマセミの場合はあまりにも違うので気になっていた。
なんせ、鶏の「コケコッコー」が海外の英語圏に行くと「コッカドゥードゥルドゥー」なのだから・・・。
これで少し晴れてきた状態。対岸が見えるようになってきた。
架線の上でつがいの相手を呼ぶヤマセミ、対岸に民家がボーっと見える。
中州の葦原をこちらに向かって飛んできた。
中州の枯れ草は霜で白っぽくなっている。
濃霧の日は割りに近くで撮影できる。
少し霧が晴れてきたが、球磨川からは川霧が立ち上っている。