2016年11月20日日曜日

団塊世代が生で観たアメリカズ・カップ・ヨットレース、レポート! This is the report of LOUIS VUITTON America'cup by Baby-boomers.

 昨日の和白干潟のクロツラヘラサギやミヤコドリも嬉しかったが、今日の午後、風がほんの少し上がってからのルイ・ヴィトン・アメリカズ カップの今日の第3レースは迫力があった。もちろん16~20ノットの風でのレースの方が面白いのは判っているが、これだけ岸のそばで繰り広げられる大型ディンギーのレースを生で観られた(…と言っても実はファインダー越しの方が多いのだが)のは幸運としか言いようがない。情報を教えてくれて、なお一緒に観てくれた小学校のクラスメート藤井修一医師に感謝だ。

 レーシング・サイトは博多湾内・知行浜の先の海面で平水面に近い。もう岸から泳いで行ける距離での戦い。あの背の高いヒルトン・シーホーク・ホテルの上かられば真下に見えるだろう。ヤフオクドームとこのホテルがあるので、陸からの風だと風が回ってどうしようもないだろうが、基本的には北もしくは北西風がこの時期は当たり前の博多湾だから、レース海域としては良かったのかもしれない。

 勿論ウインドサーフィンのショートボードでは全く走らない微風なのだが、最近のハイテクのヨットは信じられないスピードを出す。筆者が知っているアメリカズ カップは1983年にアメリカのデニス・コナーがオーストラリアⅡに負け、1987年オーストラリアのパース郊外、フリーマントルでカップを奪還した頃だから相当古い。まだウイングキールがどうのこうのという頃で、船体はカタマランではなかった。

 博多湾の浜で観た今日のヨットは異次元の舟だった。カタマランが水中の小さな翼でフォイリング(水中翼船のように浮き上がる)してヒールしている他艇の倍速、3倍速で進む、観ていて「そんなん在りかよ?」と・・・。

 ヨットはヒールして(=傾いて)進んでいると速いんだ!とお思いだろう。特にカタマラン(双胴船)は強風でヒールすると片方しか接水しないので、抵抗が減ってより速く進むと思うのが普通だ。

しかし、ウインドサーフィンでも自分で走って実感したが、本当にスピードを出すにはマストは傾けずなるべくまっすぐ垂直に立てセイルに目いっぱい風を入れる事が大切なのだ。

 講釈は専門書でも読んで頂くとして、とにかく今日の感動をストレートにお届け、ご紹介!動画も撮ったので、少し時間を頂いて編集し、アップしようと思う。

とにかく大きなヨットだ!全艇同規格というのが良い!

ヒールしたままタクティクス(戦略)を戦わせる。

スタボータックがポートタックに対し優先は他のレースと一緒だろう。

今日の第3レースでワン・ツーフィシッシュしたフランスチームと日本チーム

スタートはさすがに綺麗だが、ペナルティも結構多発していた。

手前フランス艇、少し強めの風をとらえてフォイリング(水中翼)で船体が浮き上がっている。


ヨット雑誌の様に近づいて撮れるのが今回の素晴らしい点!

アメリカ・オラクルチーム艇、最後尾は女性かもしれない。

レース前はエア・レーシングのレッドブルの飛行機が曲芸飛行を行っていた。

スモークを出しながら会場を沸かしていた。