2016年11月5日土曜日

団塊世代の男子はGパンにはちとうるさいのだ。 Especially baby boomers' men think that the intensity to jeans is strong.

 3か月のランニングだけで約8kg減量し、3インチ(=約7.5cm)ウエストがシュリンクしたので、昔の細いウエストのジーンズが穿けるように成ったと悦んで、懐かしのGパンを洋服棚の奥から引っ張り出した。とっかえひっかえ穿いてみて、気に入ったのをそのまま終日穿いたのは勿論だった。

 努力が報われたと、内心有頂天になっていたのはホンの1日くらいだった。翌々日くらいに、膝の上下にサポーターをしてランニング短パンツで7km程走り、戻ったら夜に成って膝の裏が赤くなり痒くなってきた。

 それがそのまま、両足のひざ下まで、赤くなって痒みと共にまだら状に広がり始めたのだった。「こりゃ何だ一体?蕁麻疹か?」と思った時には痒みは絶頂期に。
虫刺されから発展したと思われる両脚の蕁麻疹。あまりに生々しく不快感を与えてしまい失礼したので画像をボカシ・修正した。

 三日三晩、素人が考え得る痒み止めの軟膏や、昨年処方してもらった紫外線を浴びて出る蕁麻疹を押さえる飲み薬を飲んでみたものの全然歯が立たず、ついに5日目に降参して従兄弟が居る大手の都内病院へHELP!

 皮膚科専門の医師に診てもらった所、これがまた非常に慎重な方で、じっくりじっくり色々状況を確認。患者のこちらとしては何か全然勘違いしているのではないだろうかと思うような素振りを見せながらも、話は一部始終聴いてくれた。

 30分以上診察した結果、ステロイドを点滴注射します!との一声で、生まれて初めての点滴を施される事に成った。同時に血液検査の血液採取も同じ針で行うという。航空機の昔のファーストクラスのリクライニングシートの様な椅子に座らされ、約1時間で点滴は終了した。

 しかし、その時点でステロイド剤の副作用というものの説明が無かったので、日頃薬をほとんど飲まず、アルコール分解酵素を遺伝上持っていない筆者は直後の重い怠い自分の体の異変に少々戸惑ったのだった。フラフラしながら武蔵野に戻り、あっという間の爆睡で起きたのが7時間後の午後10時、処方された薬を飲んでまた寝て、一度もトイレに行かず次に起きたのが翌日の朝10時。

 ネットで調べたら、ステロイドを投与すると興奮して眠れないとか、大量の発汗作用が有るとか出ていたが、筆者の場合は全く違う副作用だった。
 しかし、きちんと起きて視ると痒みや痛みや赤い斑点は消え去り、両足にむくみが残るのみだった。何という医学の力?アマゾンの未開拓地の原住民であれば、きっとあの専門医を神様だと思うに違いない。

 しかし、実はステロイドを投与すると感染症にかかりやすいという、ややこしい事態に陥るのだ。従って、傷口の消毒、手足、喉の消毒は欠かせないとの事。もう体は何ともないのだが、しばらくは先生の言う通り薬の世話になりそうだ。

で、結局何が言いたいのかというと、悦んで穿いた昔の細いGパンが10年近くも使用されずに積み上がっていた間に、毒虫が巣食っていたらしい。羊毛や絹と違い動物性の素材ではないので気を許していたGパンにも虫が居たらしい。

 ハチや蚊は刺されると、すぐに痛かったり痒かったりの反応が出るが、小さい特殊な毒虫などは刺されて数日しないと反応が出ないものも多いという事だ。

 結局10年以上前、一度に4匹の地バチに刺され、1年以上蕁麻疹に悩まされた物理的なフラッシュバックが今回再び起きたようだった。

 ただ無邪気に痩せた痩せたと悦んだのだが、とんだ副作用がこんな形で出現してしまった訳だ。こんな困難を克服してまで履きたいGパン!団塊世代の男子たるもの学生時代から一番身近な必需品だった。1980~90年頃ウインドサーフィンの海外の大会をプロデュースする都度、現地で買い込んだ色々なパンツをまた穿けるように成って非常に嬉しい・・・というブログ更新だった。

これらのジーンズは20年以上穿いている。

お気に入りのコールテンの白は破れた所を繕いつつまだ穿いている。

つい半年前までダイエット前に穿いていた33インチ中心のジーンズ。

細くなって穿けるようになった2~30年前の29~31インチ群。こいつに虫が巣食っていた様だ。すべて殺菌消毒、勿論念入りに洗濯した。