2016年11月15日火曜日

セイタカシギ、ハイタカに危機一髪? Is longshanks aimed at by a sparrow hawk at a critical moment.

 10月の人吉盆地の休耕田。多種多様な水鳥があちこちに飛来・出没していた。中でも筆者がはじめてお目にかかったセイタカシギが印象的だった。

 赤い長い脚一本で休耕田の真ん中でリラックスしていたのだが、若鳥と思われるもう一羽の個体と急にソワソワし出した。
 一体何だろうと思った瞬間!休耕田の端の民家の納屋の付近で野鳥がドタバタしているのを発見!
 しかし、レンズを向ける暇もなく争そいは収まったが、他の間を流れる用水沿いに何かがこちらへ来るので、勘を頼りに車の運転席の窓から数枚シャッターを切った。
 田と田の間の用水路だから、雑草が覆いかぶさっている部分の方が多く、見通せるほんの隙間を通過中の野鳥の姿が2カットだけ確認できた。

 そうしたらちょうど車の後ろ10mくらいの道路に降り立ったのがどう見ても猛禽類、ハイタカもしくはオオタカだった。すぐに飛び去ったし、カメラレンズを向けても死角で撮影出来ず、目視での確認しか出来なかった。

 戻ってパソコンで確認をしたら、やはりハイタカらしい画像が写っていた。しかしその猛禽類のハンティングは失敗したようだった。当時同じ休耕田にはクサシギ、アオアシシギ、セイタカシギ2羽が居たのだが、セイタカシギにばかり目を奪われていてハイタカのハンティングには全く気が付かなかった。

 しかし上空から目を光らせ、一気に急降下してハンティングする猛禽類しか知らなかったので、田畑の農業用水水路のくぼみを移動手段に使う知恵に驚いた次第。これも野鳥の生態の一つだろう。

最初は一本足でリラックスしていたセイタカシギ。

二本足に成った途端ソワソワしだした。

右の若鳥は棒立ちだが、左の成鳥はせわしなく動き回った。

80mほど離れた納屋付近で猛禽類がヒヨドリくらいの野鳥を追いかけたが、

逃げられたらしく、余りはばたかず、スーッっと手前へ音もなく飛んできた。

田と田のブロックの間を流れる農業用水の壕の部分を行くハイタカ。