雨の日光東大植物園は一組が後から来た程度で、筆者が一番乗りだったかもしれない。園内はさすがに花がほとんど見られなかったが、実が成る植物目当てに野鳥が来るだろうと踏んでの入場だった。
しかし、園内へ駐車スペースから入って直ぐに大型の野鳥が見え隠れするのに遭遇。良く見たらカケスのファミリーだった。
黄色系の紅葉が落ちた地面を行ったり来たりして、どんぐり等の大きめの木の実を探しているようだった。
カケスは非常に警戒心が強く、人間の気配を感じただけであっという間に飛び去ってしまう。この時のこちらのいで立ちは迷彩ヤッケにモスグリーンの継ぎ接ぎだらけのブッシュパンツ。モスグリーンのニット帽にレンズにはソフトタイプの迷彩雨除けカバー。大きめの樹木の根元にしゃがみこんで動かなかったのでカケスのファミリーもわりに伸び伸びと飛び回っていた。
カササギ、オナガなどと一緒にカラスの仲間なのだが、いずれも元恐竜という証拠の様なギャーギャーいう鳴き声で色気が全くない。カラスの仲間と言えばCANON契約のティム・レーマンがニューギニアなどで極楽鳥29種全てを撮影したと話題になったが、極楽鳥も似たような鳴き声なのだろうか?
秋も深まり、紅葉の植物園でのカケスファミリーをご覧頂きたい。
必ず見張り役が高い枝に留まり、周りに注意を払っていた。
低い枝には同時に数羽が集まって留まるようだった。
しかし落ち着きがなく、数秒と留まっていない、カメラマン泣かせ。
紅葉落ち葉の中で採餌中のカケス。