2016年11月18日金曜日

日光のゴジュウカラはムシクイのような野鳥だった! The nuthatch of Nikko was a wild bird such as the willow warbler!

 ゴジュウカラという野鳥がいる。野鳥愛好家であれば当然の事だろうが、あまり野鳥に興味をお持ちではない方は「嘘だろう?シジュウカラは知っているけれどゴジュウカラなんているの?」と言うのが普通だ。シジュウカラに似ているヤマガラだとかコガラ、ヒガラとは全然違うのに名前だけは四十雀(シ)と五十雀(ゴ)で似ていると思うのだろう。誰がこんなややこしい事をしたのか知らないが、それはそれで理由があるのだろう。

 勿論、本州であれば至る所でこのゴジュウカラを観察することは可能だ。フィーフィィーと鳴くこともあれば、梢のてっぺんでアオゲラの繁殖期のような大きな声でフィーッ、フィーッと長めに鳴くことがある。いったい何が鳴いているのかと探したが、実はゴジュウカラだと知って驚いた記憶がある。

 このゴジュウカラが採餌をするさまは、キバシリが樹の幹をチョロチョロするのに似てはいるが、キバシリが上下さかさまに動き回らないのに対し、このゴジュウカラはむしろ上下さかさまの方が多かったりする。したがって太い幹の向こう側に回った際は上に出て来るか、下に出てくるか見極めが大変だ。
 今回は珍しく昆虫の幼虫なのか成虫なのか判らないが、とにかく虫系の生餌を咥えていた。
 手前方向へ飛んできてしまったのであっという間に見失った。ちょっと残念。

樹の皮の間の虫をゲットしたゴジュウカラ。


周りの様子に目を凝らし・・・。

せーのっ!と、飛び立ち動作。

航空機で言えば車輪を出したまま離陸。

もうこうなったら通常のスピードで飛翔!

この個体はまた別の個体。