2025年6月3日火曜日

二ヶ所目のオオタカ営巣レポート「巣立ちの準備」。 Second goshawk nesting report, preparing to leave the nest.

  オオタカの繁殖行動観察2カ所目、二日続けて通ってみたら驚くほどの進捗情報だった。

 前の日、つぶらな瞳でジーッと視られたヒナ、顔は可愛かったが躯体は充分親と同じくらいの大きさだったという事が判ってビックリ!

一昨日顔だけ出した最年長と思われるヒナ

立ち上がった昨日の画像(60m離れたポイントからの撮影)

 晴れた日曜日より平日月曜日の方がカメラを抱えたにわかバーダーさんが沢山観察に来られた営巣緑地。低灌木の葉が天井のように視界を遮る緑地、そのはるか上の樹上の巣は限られた葉の間からしか目視出来ない。当然撮影もできない。

 手前の樹々の葉に邪魔されながらも巣の中を見通せる一番の場所(少し高台)は巣のある樹木から直線で60mは離れている。ベストの位置には2~3名しか立てない。此処に三脚を立てられては1人しか撮影は出来ない。広い緑地でありながら実に撮影が困難な営巣地だ。

 しかし親鳥が飛び回る繁殖活動、巣の中のヒナばかりに注視せず、この親の行動も観察すると面白い。

 昨日の今日で、意外にヒナの年長個体(三羽のうち一番上)は躯体が親鳥並みに育っている事が判明。更には巣から出て傍の木の枝伝いに離れているのを撮影できた。いわば巣立ち行動が始まったとみて良いと思われる。

 今日ご紹介のオオタカの繁殖レポートは巣を中心としたヒナの様子。

この3羽がヒナなのだが、右の白無垢の子は極端に遅い生育状況

他の2羽に比べずいぶん遅いが親鳥はかいがいしく給餌をしていた。

上の2羽は横向きになると結構獰猛な肉食系の面構え

親鳥に怒られながらも餌を貰う年長ヒナ

盛んに羽ばたきをしていた

年長の2羽は羽ばたきを定期的に行うようになっている





ふと気が付いたら巣から出て傍の大きな枝伝いに留まっていた

ここでも眼が合ってしまった。ヒナでも視力は相当高いのが良く判る

盛んに口を開けていたが親を呼んでいるのではなく欠伸らしい

こちらは親を呼ぶの鳴き声を上げる時のようだ

ここしばらくは眼が離せないが、またしばらくして観察に行こうと思う。