筆者は勤務していた広告代理店の業務上、あるいは外部スタッフとして雑誌ポパイ、雑誌ターザンなどの取材編集のお手伝いをした海外ロケ・取材経験上、海外の素晴らしい公園事務所、緑地帯事務所のスタッフや自然愛好家へのサービスを「世界の標準・あたりまえの基本」と思い込んでいたが、大きな間違いだったようだ。
7月5日からの調布市文化センター「たづくり」での佐藤秀明さんプロデュースの写真展の案内状を野川の公園サービスセンターに持って行ったが、ケンもホロロ。追い返されてしまった。A5サイズ、たった20枚!ちなみに筆者、都民税しっかりと払ってます。
係員は筆者が氏素性を名乗った上で差し出した名刺も受け取らず、係員は名前も名乗らず・・その失礼な対応に呆れてしまった。
あとから出てきた係員も、名刺には目もくれず自分の名札もひっくり返して名前が判らないようにしている。東京都の都民へのサービス第一歩からして公僕の基本が出来ていない。
「許可する・クレームを承る」という仕事しか知らないのだろう。三鷹市役所の受付の方がはるかに丁寧で地元民に寄り添っている気がした。
最初の女性は「個人の要望には応えていない」とか言って、次に出てきた事務員は意味不明な「団体さんが、どうのこうの」聴き取りにくい話し方で言い訳をしていたようだ。
筆者、年会費は期日を忘れて滞納気味だが、府中に本部がある日本バードリサーチのメンバーだし、山階鳥類研究所の賛助会員でもある。かの総裁の秋篠宮皇嗣殿下には生態を研究しているヤマセミの写真集3種を献上もしている。
しかし、写真展のメインは写真家・佐藤秀明さんなので、野鳥関係の研究団体に迷惑の掛かる方法は取りたくなかったから黙っていた。一都民として行政から望まれて行う写真展のテーマの現場の公園事務所が「行政にボランティアで協力し、一般都民へのご案内をしようとした行為を拒否・却下した」という事実をもって、今後関係筋に追及していく予定だ。
日本を代表する著名な写真家・佐藤さんが、調布市などからも頼まれてボランティアで「野川の素晴らしさ・貴重さ」を写真を通じて地元の方々含め首都圏の人々に伝えようとしているのに、その野川の公園事務所で案内状を置いてくれないという。酷い話だ。海外ではとても考えられない・・。
筆者は写真展を記念して野川の自然・いきものを小冊子にし、写真展来場者の方に無料でお配りしようと思ったが、考え直そうかと思っている。地元の有志が一般都民の野川への理解・素晴らしさをボランティア(=自腹を切って)アピールしようとしているのに水を浴びせかけようという都行政!一気に思いは冷めてしまった。
たとえ小冊子を造ったにしろ、野川公園事務所にだけは配るまいと誓った。
まあ、筆者は持って行く所、依頼する所を間違えたのかもしれない。初めて行ったのだが、ネットに野川公園サービスセンターと出ていたので、公園利用者に公園を流れている野川の素晴らしさや自然をアピールする所だと思っていたが大ちがいだった。詰めている事務員たちは野川の素晴らしさや貴重さを全く知らず、理解しようともしない小役人の単なる事務員の集まりでビックリしてしまった。
大体、緑地・自然公園管理者といえば、知る限り奥日光でも蓼科でも、もちろん海外でもいつでもフィールドに飛び出して折れて引っかかっている樹木の枝をすぐに降ろし、来園者の安全を保ったり、穴が開いていれば小さな子が落ちて怪我しないように埋めたり「ワーキングウエア」のユニフォームでいるものだが、野川公園事務所員は地方の村役場同様、市役所の受付みたいな服装で驚いてしまった。
業務といえば売店での軽食物販・危険回避・クレーム処理・規制管理くらいしかない様だ。野川公園・野川・地元の都民の自然や公園に対する受け答えなどは全く関知しない・・というか、その気も自然や環境の知識も無いようで、がっかりしてしまった。
筆者は広告代理店時代、コスモ石油さんの仕事で地球環境に関する色々な活動を行った関係上、環境庁長官の小池現都知事とのいきさつもあるので、現場からが駄目なら上からのルートで当たってみようかとも思う。コンデジでしっかりと収録した今日の様子の録画VTRを見せながら・・・。