2回に分けてヤマセミのメスがオスに交尾を迫る状況をご紹介したが、今日はついにメスがオスに追いつき、求愛給餌を受けるところまでをご紹介。
二度もオスにフラれたメス、しばらくジーッとしていたが、オスがそれほど遠くまで飛んで行っていないのを第六感で分かっているのだろう。その方向へ飛んだ。
オスはオスで、それほど遠くへ行かず30mほどの距離の岩の上でくつろいでいた。もうそろそろ交尾しても良いかなと思い始めていたのだろう。けなげなメスが追いつくと、求愛給餌用の採餌行動に移り、餌を運んできてメスに与えたのだ。
このあたりの情景を撮影者の筆者が大して河原を動かずに撮影出来たのは、全くにおいて幸運だったとしか言えない。10年前の収録だが、今思うに奇跡に近いかもしれない。
メスから逃れたオス、しかし30m先の岩にランディング。
しばらくジーッとしていたメス
オスのいる岩へ向かった。姿が見えなくても第六感で存在が判るのだろう。
けなげではないか?オスももう交尾をしても良いと思ったのだろう。
求愛給餌の段階へ移った様だ、こうなると交尾は早い。
左がオス、交尾直前の感じがする。
こうしてヤマセミのつがいの距離はこの日以降この状態に・・・。