午前11時くらいまであのシャワシャワとうるさく鳴くクマゼミが遂に横浜市近郊まで北上してきたのに比べると、気温のせいではない訳の判らない繁殖勢力の広げ方をしているのがガビチョウだ。
富士山麓田貫湖や東富士演習場あたりでも盛んに鳴いている。その昔のエジプトの壁画の様に目の周りに青っぽい縁取りをしたエキゾチックな顔つきをして、ウグイスの様に藪の中を飛び回る事が多く、木の梢で全体を見せた鳴くことは非常に稀だ。
これは我が家に接するミッション系大学のキャンパス内でのガビチョウ。南阿蘇の薬草園などでも数多く見かけ撮影した記憶がある。
これでも全体を拝みやすい所に出て来てくれた方だ、なかなか撮影が難しい。
東京近郊は人口も多いので外来種の観賞用野鳥が籠脱けで野生化するケースが多い。等々力渓谷のセキセイインコ、東京工大キャンパスのワカケホンセイインコ、ソウシチョウなど・・・。先日はアフリカ原産のホオジロカンムリツルが2羽普通の公園で採餌しているというニュースがNHKで放映された。
何が居ても驚かない東京だが、熱帯の猛魚アリゲーターガーが1m以上の大きさで皇居や井の頭公園の池に居たりする温暖化なのか気には成る今日この頃。