YAMASEMI WEBでもご覧頂けるので、時間のある時にでもチラ見して頂けると嬉しい。 http://www.yamasemi.org/report_chapter_4/ch4s.html
今日のヤマセミの生態観察レポートは、この5月人吉で幼鳥教育中のヤマセミ親鳥が全く同じ状況で飛びに追われたシーンのご紹介。
ヤマセミの天敵はまず繁殖期に巣穴に入って卵やヒナを襲う蛇・アオダイショウ、次に猛禽類とカラス。しかしヤマセミの営巣・繁殖を見ているとトビが繁殖する時期とほぼ同じタイミングなのだが、ヤマセミとトビのお互いの営巣場所が50m程度だった観察記録を持っている。
同じ魚を獲物とする猛禽類のミサゴ等とは同じ樹に上下で留まって羽根休みをしていたりする。従って同じ鳥類においてはヤマセミの天敵はそう多くないと思われる。しかしヤマセミが採餌した獲物を狙う事はトビの場合稀に在るという証拠だろう。
今日の画像はこの2カットだけ。このまま8カットが続くだけ、差は縮まらずに直ぐにトビの方が追跡を諦めて上の樹木に消えてしまった。
筆者は写真展に出すために撮影しているのではないので、生態の証拠画像としてブログに載せればそれで撮影の意味は充分達せられている。今回の場合他のカットは餌を咥えて逃げるヤマセミと追うトビの翼の角度が違うだけ。沢山掲載しても意味が無い。それより何故すぐにチェイスを諦めたかの方が気になった。