球磨川本流の数か所、支流の万江川、川辺川でそれぞれ数回遭遇しているが、本流のそれも人吉市中心部で何度も出遭うというのは過去7年間で最高の回数の様な気がする。あのキャオーン、もしくはギャオーンという野鳥にしては珍しい鳴き声で辺りをビビらせる怪鳥の様に最初の頃は感じていた。
流れの速い球磨川ではまず観られないが、茨城県の霞ケ浦、涸沼、あるいは浜名湖などで昔から有名な羽毛や木片を水面に浮かべる撒餌漁。熊本県内でも戦後地元で有名になったようだが、実はこれは全国的何処でも視られる生態だ。
したがって今回出遭ったササゴイは全てゴイサギの様なじーっと獲物を待つオーソドックスなスタイルだった。ゴイサギと比べると遥かに警戒心が強く、目が合うとすぐに飛去してしまう。
球磨川本流、最終日帰京の日の朝、小雨の中で・・。目が合ってしまった。
サッと飛び立ち、つがいだろうもう一羽と川上へ・・・。
リヤエンジンの旅客機に非常に似たバランスだった。
万江川堰で、此処ではよくササゴイやゴイサギを見る。
堰の滝の前でのっそりとした歩き方が特徴だ。
人吉城址前の岩の上で。ヤマセミと違っていつもいる訳ではない。
同じく球磨川本流肥薩線第3鉄橋下流の岩で。
ちょうど肥薩線の列車が来て飛去した、別に音に驚いた訳ではない。
本当に今年はササゴイの影が濃い様だ。