2016年5月5日木曜日

コガラは細い木の皮を剥いて巣の材料にする。 The willow tit peels the thin wooden skin and makes the materials of the nest.

 奥日光では色々な野鳥が繁殖期に入っていて、やたらうるさいのも気になるが、よく観察していると何かした口に咥えて巣作りの真っ最中であることが良く判る。
 すでに巣が完成して抱卵中だったり、早くも育雛中の種は巣作りの材料ではなく食料を運んでいるのを撮影出来たりする。

 今日の主役はコガラ。北海道へ行くと殆ど見分けのつかないハシブトガラというのが居るが奥日光には居ない。

 赤沼の駐車場から湯川沿いにしばらく行くと、このコガラ、シジュウカラ、キバシリ、アオジが固まって騒いでいる場所が在る。ちょうど小田代原と戦場ヶ原メイン方面への分岐点手前だ。数年前熊が訪問者を襲った辺りなので、いつも緊張する。

 
コガラが囀っているのを初めて聴いた。結構けたたましい。

これだけ低い所で囀るのは早朝だからだろう。普段はあまり目にできない。

口いっぱい苔の様な巣作り材料を頬張っている。

何処の何を集めているのかしばらく観察した。苔か?何かの藁か?

そうしたら、何と細い木の枝の樹皮を向いて頬張っているのだった。ちょうど皮をひん剥いている所がこの画像。

皮を剥いた痕が枝に残っている。これは発見だった!