セグロセキレイの交尾、カワセミの求愛給餌、追い回し。ミサゴのダイブハンティング、片足を水面に浸けたまま数十メートル滑空して魚を驚かす誘い出し漁など、普段目にすることのあまり無い生態を撮影出来たりする。
勿論、綺麗に撮るなどという事は全く考えず、「瞬間の珍しさ!」にのみ集中しているので野鳥を驚かしたりする訳もない。野鳥が自然体でいるからこそ起きる生態なのだから・・・。
今日のネタは、ヒヨドリがヤマセミの真似をしたのかどうか判らないが、水中にダイブして小魚を捕える瞬間。後にも先にもこの時の記録しかないが非常に珍しいと思いアップしてみる。
ヒヨドリは探鳥活動中出逢わない事のない何処にでも居る野鳥の一つだが、主に椿や桜の蜜を吸う「ミツスイ」の類いの様な動きの画像、あるいは冬季に木の実を咥えた画像を撮影しているが、川に入り小魚を採餌した画像は初めてだった。撮影時はあまり気にしていなかったが、PCで画像を精査して「えっ?」となった訳だ。撮影時は筆者も水浴びの一種だと思っていたのだろう。
ヒヨドリがこうして水辺に居るのはさして珍しくはないが、何かを視ている。
次の瞬間!飛び上がって・・・。
水面にダイブした。頭から水没はしない感じだ。
次の瞬間白い小魚を咥えて飛び上がった。
岸辺の倒れた竹竿に留まろうとする口先にはやはり白い小魚が!
ヤマセミやカワセミの様に、呑み込む場面が撮れなかったのが残念。
これ以外のヒヨドリの水浴びの画像を探してみたら、大阪万博公園でせせらぎに半分足を付けて水浴びをしている絵が在った。ヒヨドリは基本的に背が立たなくても水には平気で入るようだ。
大阪千里の万博公園内のヒヨドリ。決して浅くはない水に何度も入っていた。