2020年9月19日土曜日

霞ヶ浦の浮島・湿地で4羽のチョウゲンボウの家族に遭遇。 I encountered a family of the four Common Kestrel on wetlands of the the Ukishima at Lake Kasumigaura.

  霞ヶ浦の葦原シリーズ4番目は猛禽類。普通霞ヶ浦~渡良瀬遊水地附近だと冬季のチュウヒ類やミサゴが思い浮かぶが、今回真夏の終わりかけにチョウゲンボウのファミリーに遭遇。

 昨日まで投稿していたコジュリン、セッカ、オオセッカ。逆光の葦原に目を凝らして撮影し、眼も疲れて尿意をもようしたので、公共の駐車場に在るトイレへ行こうと振り返った瞬間だった。

 猛禽類を発見!猛禽の前にも野鳥が数羽居るので「すわ!ハンティングか?」と身構えたら、なんと4羽ともチョウゲンボウだった。

 最近はオオタカ4羽のファミリー飛行、オオタカ2羽の教育飛行を三鷹の住宅街上空で撮影していたので猛禽類の複数飛行はそう驚かないものの、チョウゲンボウの複数飛行は生まれてこの方初めて遭遇した。

 此の湿地帯の野鳥案内にはコチョウゲンボウと書いてあるが、どう見ても尾羽の横線、顔の黒い縦ラインなど撮れた画像を視る限り普通のチョウゲンボウの様だ。しかし4羽が最初は高度30mほどでグルグル回っていたのが、だんだんバラケてサーマルに乗って上昇し始めてしまうと撮影がしにくくなった。

 二羽だけファインダーに入れ込むと親が子に飛び方を教えているようにも見えた。こういう時はズームが欲しいものだ。たまたまf4.500㎜短焦点で手持ち撮影していたので4羽同時の画像が非常に少ない。



最初の一発がこれ、そう高くない北側の田んぼの上だった。その後4羽に気が付いた。

最初の頃の撮影、葦原より北の方向だったので朝陽を受けて順光で撮れた。

どんどん旋回しながら上昇始めた。上空へ行くと尾羽は閉じている。左下も同じ。

もう4羽を捕らえた最後はこれほどバラケて高低差が出てしまっている。

特に二羽がくっついて飛んでいたので集中して撮影。

暫く親らしき個体に一羽がくっついて飛んでいた。

こういったチョウゲンボウの編隊は初めて・・・。

上昇気流を目いっぱい受けるために尾羽を広げているのだろうか?

どれがどの個体だかまるで判らないが、親子・ファミリーに違いない。