ノビタキと遊んだ霧ヶ峰・八島湿原で高山植物も撮っておいたので、此処でご紹介。筆者は動く野鳥の撮影は長年やってきたが、高山植物とかあまり真剣に撮ったことが無いので、そのジャンルが得意の方は厳しくご覧にならぬよう願いたい。
この花をこんな向きで撮るやつが居るか!…と言ったご指摘はほどほどにお願いする。筆者には貴重な花も雑草も区別がつかないのだ。そういえば1968年、美術学校生だった頃、六本木の芝造園という会社のアルバイト(仕事内容は土方)をして皇居内の草取りに行った事があった。
その時、親方がひきつった声で「皆帽子と手拭い・軍手を取って後ろへ下がって並べ!」と言うのでそうしたら帽子をかぶった老人が一人で歩いてきた。なんと昭和天皇陛下だった。
で、傍へ来られて「何してんの?」とおっしゃったが、親方も皆も固まってしまい答えないので筆者が「雑草を取っています。」と答えた。そうすると陛下がジーッと筆者の顔を見て「あのね、植物には皆名前があるの、学名と和名があってね、雑草という植物は無いんだよ。」とおっしゃった。
あとは頭が真っ白で良く覚えていないが、それ以来動植物の名前には気を遣うように心掛けている‥‥と思って、今朝の読売新聞を見たらこんな広告が載っていた。
天下の山と渓谷社が「雑草」?昭和天皇陛下がご存命であれば叱られよう。
で、今回の八島湿原の高山植物は全て名前が判った訳ではないが、判るモノだけ記入した。
日の出前のヤナギラン、普通の年は今頃は白い羽毛のような綿毛に成っている。
4年前の同じ日のヤナギラン。
まだ今年は残り花が10本以上咲いていたヤナギラン。
ハバヤマボクチ。いつも思うが、とても地球上のものとは思えない。
ハバヤマボクチにも似ている、アズマヤマアザミ・・・だと思うが。
ワレモコウ。
ヤマラッキョウ。
アキノウナギツカミ。ノビタキがこの上を飛び回っている。
マツムシソウ。
ツクバトリカブト。
ツクバトリカブト。
リンドウ。
ノコンギク。
一本だけ発見した白いリンドウ。背が高いのでエゾリンドウの変種か?
サラシナショウマ。今はこれが満開中。
ヤマハハコ。
コウゾリナ。たぶん。
アキノキリンソウ。
まだほかにもあるのだが・・。今回はこれでおしまい。