2018年6月30日土曜日

人吉市では本来出遭い難いヤマセミと人間の共存・共創が確実に進んでいる。 In Hitoyoshi city coexistence and co-creation of Crested kingfisher and human beings, which are difficult to encounter usually, are steadily progressing.

 来週の週末、日曜日に熊本県八代市のハーモニーホールで「熊本大学市民講座「ヤマセミ・カワセミをとおして球磨川流域の自然を学ぼう=参加無料」が開催されることは6月16日のこのブログで述べたとおりだ。

 今日放送されたRKKラジオ熊本の毎週土曜日18:30~から放送の「球磨川スピリッツ」でも告知して頂いた。是非可能な方は当日おいで頂きたいと思う次第。筆者の自費出版したヤマセミの写真集など、数種類の野鳥写真集が先着順だとは思うが限定配布されるようだ。

 今日のブログはちょうどそのRKKの「球磨川スピリッツ」を収録していた6月12日頃の球磨川の模様をアップしてみた。
今日6月30日放送された「球磨川スピリッツ」※音声のみ
https://www.youtube.com/watch?v=qVmSbeHcGxI&feature=youtu.be
 このヤマセミが幼鳥教育する場所は、国内でも高い水準を持つ人吉の高校の強豪カヌー部の練習場所でもあるのだ。

 ヤマセミの幼鳥教育は毎朝日の出から午前9時くらいまでがピークなのだが、強豪カヌー部の朝練は7時~8時半頃実施される。この同じ水域・飛翔エリアでバッティングする時間帯ヤマセミはどうしているか?

 何とヤマセミ(幼鳥)はカヌーの練習を見守っているのだ。昨年は逃げまどうヤマセミの姿をこのブログでアップしたのだが、1年経ってみて現場をつぶさに観察したら、何とヤマセミがカヌーを興味深く見守っている場面に出くわした。幼鳥だとは思うのだが・・・。
朝陽の上る頃、球磨川では既にヤマセミの幼鳥教育が始まっているのだ。


人吉の高校のカヌー部は全国的にも強豪校だとの事。朝練は非常に熱心に行われる。

ヤマセミ幼鳥達がはしゃいでいる所までカヌーは進んでくる。

練習中の選手たちも「これが市の鳥になったヤマセミかぁ」と言いながらヤマセミを観ている。ヤマセミ幼鳥の方もカヌー練習中の人間を観ている。こんな画像が撮れるのは間違いなく全国でも人吉だけだろう。

行きも帰りもヤマセミは見守っている、一定の距離だと逃げずにこうして共存している。

それを視て、親鳥が「いい加減に戻ってきなさい!」巡回して親の元へ戻そうとする。これがまた絶好のシャッターチャンスなのだ。