球磨川のツクシイバラ自生地で野鳥を撮る!」がトップを独走している。
http://yamasemiweb.blogspot.com/2016/05/i-took-several-photos-of-wild-birds-at.html
今年5月に2018年バージョンを追加アップしたにもかかわらず、ずーっとトップアクセス・ページビューを続けている。ブロガーとしては非常に嬉しいし感謝に耐えないのだが、何故だろうという思いも片隅にある。何処かの紹介コーナーなどで紹介されたのだろうとは思うが・・。
で、何故熊本県球磨郡錦町のツクシイバラ自生地にセッカやホオアカ、ホオジロが集まって来るのか? 行けば居るんだから、それで良いじゃないか?という感じで今まで無意識で居た。
しかし、今回人吉の帰りに中央高速道・諏訪インターで降りて霧ヶ峰高原の八島湿原でノビタキがコリンゴ、つまりズミの花の上に陣取って被写体になってくれているのを盛んに撮影して、自宅に戻って画像を見た時全てのつじつまが合い、腑に落ちたのだった。
要は、花に群がる昆虫を餌とする野鳥がその花の周りに集まって来るという非常に簡単な理由が判ったのだ。
桜に蜜に群がるヒヨドリやメジロ、豊富な魚類に恵まれた球磨川にヤマセミやサギ類、ミサゴやトビが多い理由と同じ方程式だったのだ。
ツクシイバラは花そのものは小さいのに、圧倒的に数が多いので芳香な匂いで河原が一杯になる。だからその匂いにつられた昆虫を餌にする野鳥が集まるという寸法なのだ。
餌の在る所に野鳥は集まる!だから日光の東大植物園に野鳥が集まるのだろう。植物園の植物は木の実を沢山付けるから。同時に花に集まる虫を餌とするムシクイ系も多いのだ。
普段、木の実や草の実を食べる野鳥、特に小鳥系は繁殖期にはヒナに動物系の青虫や昆虫を与えるので、春先繁殖期に花の咲く場所には多く現れるって寸法だ。
しかし野鳥を撮影してやっと今頃になってこんな事に気が付くようでは「野鳥の生態を観察しています。」なんてウッカリ言えないとも思った次第。
長い解説文の言葉で述べるより、一枚の写真が全てを証明してくれる。
セッカの場合は割に上空で、
ホオジロの場合は2m程の高さがハンティング領域の様だ。
ノビタキの場合は千差万別だが、時には6~7mの高さまで追う様だ。
セッカが何故背の高い枯草に留まるのかの理由も餌を見つける為だったらしい。決して写真撮影愛好者へのサービスではない様だ。
撮影者から我が儘を言わせてもらえば、もう少し下に留まってツクシイバラと一緒にファインダーに入って欲しいんだが・・・。
ホオジロは留まる所が低いので大変助かっております。
ノビタキの周りは昆虫だらけ、選り好み出来るほどの豊富な昆虫って、いわゆるランチ・バイキングみたいなものだろうか?
奥日光戦場ヶ原のズミの花にもきっと沢山の野鳥が来ているだろう。
ノビタキのオスは何故か草原で孤高の採餌を繰り返していた。