更には列車のデザインで鉄道ファン達に圧倒的人気を誇るJR九州が、昨年3月からJR熊本駅からJR人吉駅まで観光特急「かわせみやませみ」を1日上下3本計6本運行し始めるなど、相乗効果は日に日に高まってきている。
そんな中、昨年1月31日に人吉市で行われた「人吉未来会議・ヤマセミの魅力を学び語る会」と同時開催のシンポジウムに引き続き、来月7月8日(日)今度は八代市で熊本大学市民講座「ヤマセミ・カワセミをとおして球磨川流域の自然を学ぼう=参加無料」が開催される事になった。
主催:八代野鳥愛好会 共催:熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター、次世代のためにがんばろう会、やつしろ里海ネット、日本野鳥の会熊本県支部 後援:熊本県教育委員会、八代市、人吉市、八代市教育委員会、人吉市教育委員会、国土交通省九州地方整備局八代市河川国道事務所、熊本県県南広域本部
問い合わせ先:八代野鳥愛好会会長・高野茂樹(博士)TEL:0965-33-5447
Email: nnjyj615@yahoo.co.jp
※なお高野博士は野鳥定点研究観察者なのでメールの方が確実。
その昔、筆者が八代二中に在学中は球磨川駅という貨物専用駅があった。小津安二郎監督の「秋刀魚の味」という映画が封切られた頃で、秋刀魚という漢字が何を意味するか知らなかったのを想い出す。その貨物駅が在った場所に立つのが八代市ハーモニーホール。
広い道路に面していて駐車場も広いが、直ぐに満杯に成ってしまうので、近くの方は徒歩の方が賢明だろう。
昨年末、早稲田大学で行われた共創学会で発表した「ヤマセミと人間の共創」をベースに、球磨川流域の自然の豊かさと、其処でだけ見られる人間との素晴らしい関係をご紹介しようと考えている。
昨年1月31日開催された人吉未来会議での講演
追々、それらに関する資料画像やデータをこのブログでも公開していく予定だが、出来れば7月8日(日)本番当日会場で私以外の方々の素晴らしい実地に即したヤマセミとカワセミの学術的な話や画像にも接して頂けると嬉しい。
当日は、JR特急かわせみやませみ号運行開始記念に筆者が自費出版し、特急車内で一部配布した「肥薩線に沿った球磨川流域のヤマセミ・カワセミ」というミニ写真集を限定で配布する予定。部数に限りが有るので先着の来場者の方のみとなると思われる。
先着来場者へ配られる予定の筆者自費出版ミニ写真集。
ヤマセミの生態研究は2010年4月1日からスタートし、既に8年以上が経過した。人吉への往復回数は既に50回以上になり、滞在宿泊日数は300日を越えた。この間撮影したヤマセミ画像は15万カットを越え3TBの外付けHD3個に収録されている。
ヤマセミに関する生態写真集は既に4冊自費出版し熊本県内中心に無償配布を行った。そのうち日本自費出版文化賞にグラフィック部門で応募した2冊共に入選させて頂いた。じっくり半年をかけての審査で、そこらのいい加減なアマチュアカメラマン写真コンテストとは次元が違うので、非常に意義があると思っている。
これらの動きの中で、人吉市でもヤマセミと人間の交流はますます盛んになって来ていて非常に嬉しい。
毎日球磨川のヤマセミ生態情報をメールで送って下さる古江さん(車中)と辻医院の辻先生。お二方共に、世界で一番ヤマセミに遭遇された回数の多い方々だ。
色々なカメラでヤマセミを観察撮影出来るのが人吉市の素晴らしい所。
コンパクトデジカメで鉄橋に居るヤマセミを撮る松本さん。
八代市の橋本勝次さんは八代在住のヤマセミ・カワセミの観察・撮影者。
RKKラジオ熊本が毎週土曜日の18:30~19:00オンエアー中の「球磨川スピリッツ」の収録で。球磨川に関しては事情通ナンバーワンの八代駅前ミック珈琲店マスター出水晃さん収録時のミック店内模様。ちなみに今日6月16日(土)は筆者の収録分が放送されるようだ。熊本の放送局だが、東京など全国各地で聴くには、インターネットのラジコでプレミアムメンバー(月350円)に入ると聴くことが出来る。
昨年8月以来数回に渡って収録された筆者のヤマセミと団塊世代のお話、録音分は、もう既に今まで16回も放送されている。
6月9日(土)放送分
6月16日(土)放送分