2018年6月15日金曜日

巣立ったヤマセミの幼鳥は親からの給餌待ちで競争になるが・・・。 The Young birds of Crested kingfisher waiting feed time.

 巣立って1週間から10日ほどすると、ヤマセミのヒナたちは親に連れられて、お気に入りの子育ての場所にデビューする。
 数羽の幼鳥が常に集合できるポイントで、天敵に近いカラスやトビなどの猛禽類からファミリーを守りやすい場所。なおかつ人間が余り近寄れない場所が最適なのだが、人吉市周辺には結構色々な場所が存在する様だ。

 まずは、幼鳥達は親が餌を獲って来て、順番に給餌してくれるのを待っている。親が餌を持って飛んで来ると周辺に散開していた幼鳥達が一斉に集まるので、給餌タイムだとすぐに判る。
 飢えた幼鳥は我先にと餌に集まるが、親はきちんと順番を覚えていて、均等に給餌しているようだ。

 ある程度すると、今回は自分ではないと解るのか、幼鳥も大集合しなくなる。そうなると、なかなか幼鳥4~5羽の集合写真は撮影出来なくなってしまう。
餌を確保した親鳥は遠くからヒナたちの様子をまず確認する。

で、集合場所へ持って行くと、順番待ちの幼鳥が一気に集まる。

この際は幼鳥達が鳴きながら集まるので、うるさいからすぐに判る。

時には幼鳥同士順番争いの闘いに成ったりする。

少し経つと、順番以外の幼鳥は無駄な期待と争いをしなくなる。

頂く幼鳥は必ず腰を低くして羽を広げて親に近づく。


口移しで餌を貰う際は必ず羽根を全開させる、これは求愛給餌でメスがオスから餌を受ける際も一緒だ。

大きい餌だと、きちんと飲み込めない場合もあるので親は眼をはなさない。

給餌が終わると、次は飛翔のスピードアップ、飛行中の急激な方向転換などの訓練に入る様だ。