今回秋の真ん中だとばかり思いこんで赴いた霧ヶ峰エリア、行ってみたらもう冬だったというのはここ数日間ご紹介のこのブログで納得して頂けた事だろう。
昨日のエナガに続いて、今日は完全に冬鳥の中飛、それもハイイロチュウヒのメス、もしくはオスの若鳥と思われる個体。
ご存じのようにチュウヒ類は猛禽類の中でも特異な飛び方をすることで知られている。いわゆるVの字飛行で草原の低い所をゆらゆらと飛ぶので一目で他の猛禽類とは異なることが判別できる。
今回も遠くからそのV字飛行と低い高度で即チュウヒだ!と判った。
で、50-500ZOOMを装着の軽めのカメラで追えたのが良かったのかもしれない。500㎜f4を手持ちで追えればもっと解像度の良い画像を撮れたと思うが、筆者的には霧ヶ峰で初めて遭遇できたチュウヒだったので充分。しかも戻ってPCで拡大したらハイイロチュウヒらしいので更に満足度が増したところ。
何せ霧ヶ峰の草原は斜面が多いので、足場を考えれば十分な成果だと思う。
ゆらゆらと左右へ振れながら迫ってくる。
このVの字飛行は他の猛禽類には見られないスタイル。
こちらを睨む顔は猫のようにも見える。
丸太をぶった切ったような顔つきは独特、コミミズクにも似ている。
手前の灌木に留まったのに気が付かず、惜しいことをした。