その赤沼ー湯滝メイン木道途中のポイントで「柳の下のドジョウ」を狙っていた時の事。パタパタ羽ばたきながら上昇する中型の野鳥が眼に入った。主翼の付け根が前の方に在り一目して猛禽類と判ったので木道の周りが開けた場所に即移動してファインダーを覗いた。
一瞬、ハヤブサかオオタカの類だろうと思ったが、鋭い横からの朝陽が当たって瞬時には判断できなかった。しかし後で判別すれば良いといくつかシャッターを押した。そうしたら、もう一羽猛禽類が飛んでいるのを視認!すわ、つがいか?とも思ったが、どうもシルエットが違う。
後で確認したらノスリだった。前日夕方林間部上空を西から東へ夕陽を背に飛ぶノスリを確認しているので同じ個体かもしれない。いつの間にかハヤブサは消え、ノスリはサーマルに乗ってはるか上空まで螺旋を描いて昇っていった。奥日光戦場ヶ原ではあまり猛禽類には出遭えないが、中禅寺湖畔では結構頻繁に猛禽類を見かける。
上にノスリ、下にハヤブサ
あくまで、証拠写真でしかないが、2種の猛禽類を同じフレームで捉えられたのもあまり無い経験だった。見事なまでにその飛翔姿が違う。ハヤブサはまるでブルートレインのマークのようだ。