この春、数回カラスがミサゴの獲った餌を横取りしようとチャレンジする場面を撮影できたがそのしつこさは半端ではなかった。あそこまで執拗にちょっかいを出せば気が短い相手の場合絶対にプッツンと切れるだろうと思うが、それでは自然界では生きていけないという事だろう。気の短い自分としては似たような性格のヤマセミばかりお手本にしていてはこの先長生きできないなと反省した次第。
カラスがどういう状態で他の野鳥などにちょっかい出しているか、いろんなケースを撮影する事にしている。春先に何に怒ったのかカラスがアオサギを追い回していたり、一部画像を紹介したが球磨川本流では餌も咥えていないヤマセミをカラスが威嚇・追跡したりもしている。
今日の画像は、これらの中から採餌後のミサゴを追いかけるカラスとアオサギを追い掛け回すカラスの2場面を掲載した。
球磨川本流人吉市内温泉町附近での画像
カラスもミサゴも鳴かずに静かなチェイスだった。
常に上位を保つカラスに対して悠然と羽根を目一杯広げるミサゴ。
野鳥としての品格なのかプライドなのか、カラスを気にする態度は一度も無かった。
諦めたカラスはしばらく十三夜の月をバックに架線に留まっていた。
一方こちらは気の強いアオサギとバカにされたのだろうカラス。場所は江津湖の加瀬川部分。最初はこういうにらみ合いの状態でアオサギが何かをカラスに言ったのだと思う。何を言ったのかは野鳥語をまだ理解できていないので今だに不明だが、カラスが余程気に障った事を言われてブチ切れたのは間違いない。
尋常ではない鳴き声でカラスが突然アオサギに襲い掛かった。
画像では撮影できていないがくちばしでアオサギの体をつついたような気がする。この場合、すぐ傍に別のアオサギも居たのだが、我関せず?あるいは君子危うきに近づかず?なのか、全く無視していた。これが逆であったなら、カラスは仲間の危機に応援を繰り出すのではないだろうか?そういえば日本のサッカー協会のシンボルマークは八咫烏(やたがらす)だった、だからサッカーもカラスもチームワークが命なんだろうか?明日早朝のベルギー戦頑張れ!ニッポン!