今日も早朝から人吉は霧が深かった。気温も昨日よりはるかに低く、完全に晴れるのはやはり10時過ぎだった。昨日撮影した球磨川中洲の中川原公園では人吉城址バックに霧の中のヤマセミを撮影できたがなんだか鯱(=しゃちほこ)のようだった。この場所は人吉で配られている探鳥マップ(古江さん作成・既に配布完了で2年前に品切れ)にも載っているヤマセミポイントだが、最近は早朝のみ現れるようだ。昼日中見た事が無い。
その後、クレーン車が入っていて野鳥が全然見当たらない第1ポイントをパスし、温泉町に辻先生と共に移動。ミサゴとヤマセミを撮影。この場所は明日24日の探鳥会の集合場所だ。
この後、川辺川を上流方面に移動して幾つかもポイントをチェック。やっと午後2時過ぎになってヤマセミの活性を撮影できた。ここでも今の時期ヤマセミはいつもの通りつがいで生活している。最初は1羽しかいなくても必ずすぐそばに相方が隠れていることが多い。今日観察した2羽は横にくっつくほど仲が良いが、じーっとしている時は10m程の間隔で枝に留まっている。今日は採餌の際は最大で800m程離れる事もあったが、基本的には一緒に行動している。
ミサゴは球磨川本流でも川辺川でも採餌に成功したところを撮影できた。ヤマセミも良い光の中で見事な大物をゲットしていた。
温泉町の球磨川本流での採餌直後、それほど大物ではなかった。
こちらは川辺川中流域での採餌、逆光で滴る水が光っている。全身の羽毛が逆立っているように見えるが水が冷たくて鳥肌でも立っているのだろうか?
人吉城址のやぐらの縁でシャチホコ状態のヤマセミ。
球磨川本流でのチェイス中ヤマセミ。1000mm超望遠での追い写しには照準器のお世話にならないととてもファインダー内に2羽は入るモノではない。
濁流で大物ゲットのヤマセミ雄、いや立派立派!
夕方遅くになんとこちらの車の下の岩に2羽そろっておいでくださった。どうも左のメスがこちらのカメラが気になるらしく文句を言うようにオスにけしかけているようだが、オスは白目(瞬膜)をむいている。距離20m、500mmでは近すぎてズーム半分程度で撮ったもの。