2024年6月2日日曜日

最近、科学の領域では考えられない事象を体験する事が多い。Recently, I have often experienced phenomena that seem unthinkable in the field of science.

  筆者は昔から幽霊とか映画のエクソシスト的情景とか、あるいは他の天体から来たUFOだとかを信じてこなかった。具体的証拠(画像や映像、あるいは現物)が無いものは信じなかった。特にUFOが他の天体から来たものであれば、せっかく他の星まで来ているのになぜ降りない?自分がUFO乗員だったら降りたいだろ?何とかして降りるだろ?

 これだけ騒がれて、降りた証拠がないのはUFOと言われる物体が地球発だからに決まっている・・とずーっと小さい時から思っていた。

 手品や魔術と言われるイリュージョン系の「ビジネス的不思議」も、必ず仕掛けがあるのだと目の前の現象に驚くより、その仕掛けにより錯覚を起こす人間の「単純さ」の方に興味を持つ嫌な子だった。

 手品ショーとかで必ず観客側ではなく舞台裏やソデから視たがる性格は、後の広告代理店の業務で裏方の仕事に面白みを感じ、熱中した事実に繋がっていて面白いと自己分析している。

 50歳代以前にはあまり感じなかった事だが、ここ20年子供の頃九州の小倉や八代で育った環境、つまり大都会の人混みに居るより大自然・フィールドに身を置くことが精神衛生上もフィジカル上も、自分にとって非常に良い状態を保てることを知った。強く知った。

 最近10年は、最低でも週に一度は人里離れた自然の中、緑の中に身を置かないとストレスがたまる程になっている。

 自宅の近所には野川流域の緑地帯が存在するし、都心に出ても明治神宮100年の杜(人工林なので森ではなく杜)、小石川東大植物園、目黒の国立科学博物館自然教育園、新宿御苑など猛禽類オオタカその他が繁殖する杜や森があるので、野鳥撮影の望遠レンズを付けたカメラ携帯で頻繁に出かけている。

 そういった、自然との距離が最近非常に近い筆者は、その自然の中で起こる事象に、今まで自分が遭遇・経験した「偶然」とあまりにレベルの違う「驚くこと」が頻繁に発生するので少し気になってこのブログを書いている。

 他人が聞けば「それはたまたま偶然が重なったんだよ!」で済むかもしれない。しかし、買い物の途中秋葉原の電気街で同じ日に同じ知人に2度も3度も出遭うという「偶然」とはちょっと違うと思う。そういうのってPC関連商品を探し回っていれば良くある話だろう?

 しかし、大自然の中での野生動物相手で起きる「偶然の事象・遭遇」はそう簡単に説明が利くものではないと思う。

 なおかつ「出逢えれば良いな?でも難しいよな?」と誰もが考える希少生物の場合、いくらその野生動物の生態を勉強し遭遇を予測して臨んでも、自然界の諸条件がよほどうまくかみ合い、なおかつ長時間の捜索・待ち受け時間が無いと困難だという事はどなたでも理解できると思う。

 決してアフリカのセレンゲティ草原へ観光サファリツアーの専用自動車に乗って行き、目の前でライオンが寝そべったり狩りをするのを観て撮るのとは訳が違う。

 この手の探鳥・探索は大体どこに居そうだ位の経験値と想像、勘だけが頼りで行う事なので、空振りに終わる確率が非常に高いことが普通だ。

 で、今日の筆者のこの話には「神社への参拝」が絡むので、それを知った途端笑われてしまうだろうことは重々承知だし予想もしている。お前も年とったなぁ?の笑顔が目に浮かぶほどだ。

 だからこの先自分でこういう野鳥を探すという行為に実体験の無い方々は軽く読んで欲しい。しかし、少しでも経験がおありでご自分の体験にも似たような事があれば納得して頂けるだろうと思っている。

 前置きがいつもの様に長いので、中身は箇条書きで、証拠画像ともども各現象を書いていこうと思う。

① 5月16日、1年振りに訪れた人吉市で、漁師さん達が「ここ数年殆ど視ねーな、声も聴かねぇ」というヤマセミに矢黒神社(別称ヤマセミ神社)へ詣で、お賽銭千円を以前のように千円奮発して手を合わせて祈った10秒後、拝む筆者の背後をヤマセミが鳴きながら球磨川本流へ出て行った!もちろんその日は充分に静止画・動画とも撮影。

大同年間806年~に出来たというから国宝青井阿蘇神社と同じ年。由緒はある。入り口の杉の木が両側とも矢黒のYの字なのはまさか偶然か?

この神社境内でヤマセミが子育てをする年もあるのでヤマセミの写真が飾られている。撮影者は長年のヤマセミ観察・撮影者で地元にお住いの古江之人氏。

筆者がお賽銭を入れ、拝んだ直後に筆者背後を流れるこの矢黒川に沿ってヤマセミが鳴きながら飛び、向こうの球磨川本流へ抜けていった。朝6時半の事だった。

拝んだ直後抜けていった個体がこのヤマセミ。

約1時間ほど球磨川の河原で対峙した。

② 八代市の古麓神社(ミック珈琲店の出水マスターの音頭取りで昭和時代の展望台が復活した古刹)へ八代野鳥愛好会のメンバーが訪れ、キビタキほか希少種の野鳥鳴き声を聴いたという事なので行ってみた。その際神社へお参りし、やはりお賽銭を奮発して祈ったが時間も午後1時で野鳥が行動する時間帯ではないので、ほとんど何も出遇えなかった。しかし、気になったのでその直後その周り500m~1㎞を巡回したらヤマセミに遭遇、ブッポウソウの声も聴いた。

八代市の古麓神社、遠く有明海越しにに島原の雲仙普賢岳が見える。

ミック珈琲店・出水マスターの音頭取りで整備された展望台。ベンチは地元の高校生たちがボランティア製作寄贈。

この日は展望台では野鳥に出遭えず、1㎞離れた場所でヤマセミに遭遇。
 


③ 二日後、東京へ戻る日の朝、同じく古麓神社へ詣で、次に八代へ来られるのはいつの事か?ひょっとしたらこれが最後か?と思いつつ見晴らし台のベンチに座っていたら、遠くの方でアカショウビンの声。八代では初めて聴いた声だった。そこで得意の鳴き真似をしたら真上の樹まで飛んできて濁声で威嚇鳴きをされた。この件は先日のブログに既報済。

何よりも、この古麓神社の赤い鳥居、赤い屋根、赤い社に赤い鳥アカショウビンが飛んできたこと自体が偶然というか、自分が出遭った自然の不思議、運命の不思議を強く感じて今日のブログ投稿のきっかけになっている。もう自分では勝手にアカショウビン神社と言っているが・・。



「今回、遠征先の八代市で遭遇した野鳥たち、超番外編! I encountered wild birds in Yatsushiro City, my destination! Real-time reporting. Super extra edition!」

 

 今回の約10日間ほどの九州行きで、これだけの野鳥遭遇が偶然発生し、なおかつ神社詣でが絡むって?証拠画像や音声動画が存在するし、数名の関連証人も実在するので理解して頂けるとは思うが・・・。出来過ぎた話と笑われそうだが、事実は事実なのだ。