過去2番目の新規感染者数で、やっと緊急事態宣言を出す気人あった菅総理・政府の面々。外に炎が上がったのが見えなければ消防行動に出ないような対応であきれ返っている筆者だ。 身を削りながら人の命を必死で救い続ける医療関係者の言葉と売り上げが取れなくて困ると嘆く飲み屋の経営者の嘆きと日本のメディアは何故同じ次元で並べて報道するのだろう?
ここ10年元々メディア並びに報道関係者の質が非常に悪くなっている事はこの際置いておいて、メディア自身がこの危機感をきちんと理解していないからだろうと思う。
この期に及んでも、まだJOC、IOC、日本政府共にオリンピックの開催を唱えているが、もはや笑うしかない状況だろう。各国の選手団関係者たちは大体我が国へ入れるのか?特例は認めるべきでは無かろう、入国出国共に14日間隔離期間を設け、各国の関係者には専用の医療団を同行させるべきだと思う。
これだけひっ迫している状況下で命の危険に晒されている日本国民をさておいて、我が国の医療関係者・医療施設をオリンピック関係者たちに優先的に使わせてはならないと思う。
福島のJ・ビレッジのような施設を、東京湾の埋め立て、もしくは離れ島、米軍基地の跡地などに病棟をプレハブ急造し、各国に使用させる(もちろん使用料を取る)。それくらいの準備をしないで「開催するのだ!」だけ気勢を上げる政府関係・IOC,JOC関係者たちの頭の中身を疑う。まさか神風が吹いてワクチンが効いて感染が収まるというエビデンスなどどこにもないのにこの強気で偉そうな態度、言動は一体どこから来るのだろう?
そんなことを考えながら、週末の北関東研究所からの帰りいつもの上野公園・不忍池の定点観察を行った。アメ横も覗いてみたがガラガラだった、というかJRも車内はガラガラで春先の緊急事態制限同様に非常に空いていた。
不忍池周回路も同様、野鳥の数がやたら多く感じたのは、いつもの人間の数との相対的なモノだろうか?
不忍池に居たのはオナガガモ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、マガモ、オオバン、バン、カワウ、カワセミ程度だった。勿論東京都の鳥ユリカモメも約50羽飛び回っていた。
今日はその中からユリカモメとカワセミと不忍池の佇まい。まずは弁天様・六角堂から。