2020年12月1日火曜日

11月30日に高尾山に登ったらリュウキュウサンショウクイに遭遇。 I encountered the Ryukyu minivet at top of the Mountain Takao in 30th of November.

  昨日11月30日は満月、なんでもビーバームーンと呼ばれるらしい。北米でビーバーが巣造りを始めるころの満月だからだとか。この調子だとすべての満月に勝手な名前が付けられていると見た。

 なおかつ昨日の満月は地球の影の一部が掛かる「半影月食」だというので、昼過ぎに突然思い立ち、晴れて見通しが良いだろうから東京の街並みの向こうに昇る満月を撮影してみようと思った。自宅昼食をかき込み後、すぐに調布経由で京王電鉄・高尾山口へ急いだ。

 少し前の11月21~23日の三連休、京都清水の産寧坂、嵐山の渡月橋を凌ぐ大混雑だった高尾山も、さすがに月曜日の午後であれば空いているだろうと目論んだのだ。狙いはずばり当たった!

 午後2時過ぎに到着したロープウエイ乗り場に人影は少なくて、故障で止まっているのかと思うほどだった。右の登山道から登り始め、途中抜かれた人もおらず、抜いたのは高齢者の団体3隊だけだった。

 ところが、ロープウエイ頂上駅についてみると、下りの便待ちの長い列が出来ていたので驚いた。朝からきていた人が沢山いたらしい。よく考えれば紅葉真っ盛りのシーズンなのだ。それをすっかり忘れていた。満月や野鳥など現地での撮影被写体の事で頭が一杯に成ると、すっかり他の事を忘れてしまう、これも老化現象だろう・・いや、そうでもないか。

 その昔、ハワイのカイルアのビーチに面した一軒家でウインドサーフィン合宿をしていて、早朝風が上がり、喜びながら芝の庭に置きっぱなしのボードとリグを持って沖に出たら、歯ブラシを咥えたままだったという恥ずかしい記憶を想い出した。

 高尾山の上では富士山を仰ぐ大見晴園地・奥の院までは行かず、NHK総合TVでやっているブラタモリで紹介された、左が針葉樹の暗い森、右が落葉広葉樹林隊の明るい森を確認しながら尾根道を途中まで行って月の出の16:30頃まで野鳥を探した。

 で、遭遇したのがなんと季節外れ?のサンショウクイ。しかも南から生息領域を伸ばしてきたリュウキュウサンショウクイだった。5羽ほどの小群だった。しばらく木の葉の中で実を探しながら移動してくれたので、思いのほか色々なシーンが撮れた。

 もうこれで目的以上の成果が出来たので山を下りても良かったが、一応月の出も撮って下山した。駆け足程ではないがスピードを上げて登山道入り口に着いたのが17:20だったから弾丸登山に近いかもしれない。新しい靴は非常に足にフィットしてくれた。結局12:45に三鷹を出て18:30に戻ったので6時間以内の行程だった。高尾山は意外に近かった!


下界は夜、上空はまだ夕方、普通言う所の「黄昏」

黄昏の残光が残る中、満月が上がった。

途中の雲に幾度か遮られながら満月が昇る。

言われて見れば左上が多少暗い、いつもの明るすぎる満月とはどこか違う。




私が「リュウキュウサンショウクイ」です!と特徴を良く見せてくれた。

 この他野鳥画像はまた次回以降。