オオタカが野川流域に生息している事はこのブログで幾度もご紹介してる。特に今年は二羽の若鳥も増え、その優雅な姿を幾度も目視出来ている。同時に数度撮影も成功している。
長野オリンピックの際は予定されていたクロスカントリー・スキー・コースのコース内にオオタカが営巣し繁殖しようとしているので・・・と会場が移った。まだ当時はオオタカは絶滅危惧種で貴重な野鳥だと言われていたからだ。1993年頃の話。
今でこそ関東のあちこちに点在する鎮守の森の高い樹に続々と営巣するオオタカが増えるような状況ではなかったのだろう。都心の明治神宮や目黒の自然教育園ですら繁殖をしている記録があるほどだもの。
つくばエクスプレスの駅に「流山おおたかの森駅」が出来るほど、関東ではオオタカが増えた。
都心の細い川にカワセミが戻ってきたのとほぼ時を同じくする。そうしていつの間にかオオタカは絶滅危惧種から外れて低危険種に成った。1960~70年代の首都圏の環境は相当酷かったのだろうと想像される。
今日の画像は数日前、夕陽の中で急降下して採餌に向かっただろうと思えるシーン。
猛禽類が大好きな、野川エリアでも一段高い所に立っている樹
この樹はノスリもハヤブサも好んで留まる樹だ。
急に夕陽が雲の間から出て綺麗に浮かび上がった。
次の瞬間手前に急降下!
普通に飛び立つのとは相当違うシークエンスだった。
約1か月前出遭った若鳥。
来年の繁殖期が見ものだ。