2020年3月14日土曜日

団塊世代は新型コロナウイルス禍の空の旅をレポートする。 The baby boomers report an air travel under New Coronavirus Disaster.

 ここ数週間は新型コロナウイルスの問題でテレビメディアはいつスイッチを入れてもこの情報を流し続けている。視聴者は相当新型感染症について詳しくなった事だろう。

 しかし詳しくなった一方で、マスクはあまり防御策として有効ではないと知りつつ、同じ考えを持っている同志だぞ!的な勢いで、東京などでは90%以上の人間が街中や輸送機関の中でマスクをしている。たとえ原因が花粉症や喘息と分かっていても、咳をしたりくしゃみをするのも、周囲の人の目を気にしながら命懸けだというような恐ろしい状態になっている。中には新型コロナウイルス感染者だと疑われないようにマスクに「花粉症」や「喘息」といったマークを付けている人もいるという。

 前回、1月31日にこの新型コロナウイルスに関してこのブログで述べてから1か月半経った。今日はそれから世の中がどうなったか?筆者が自分で見た東京や熊本~東京間の飛行機移動の旅の途中目にした今のコロナウイルス禍を比較レポートしてみようと思う。

前回1月31日のこのブログの投稿はこちら。
http://yamasemiweb.blogspot.com/2020/01/blog-post.html 

 今回、3月7日から昨日3月13日まで熊本空港から出入りして八代市人吉市を訪れた。使用した航空会社はANA、1980年代から筆者はANAしか乗らない。一緒に仕事をした坂本九さんや同じ会社の同僚が犠牲(同乗した家族は奇跡的に助かった)になったあの日航ジャンボ機事故がショックすぎて絶対に乗らないことにしたのだ。

 余談はさておき、10日ほど前に東京の街中から人影が消え、あの1957年アメリカで製作された映画、グレゴリーペック主演の問題作「渚にて」に出てくる人気のないゴーストタウンに似ている・・・と、このブログで投稿したが、羽田空港~航空機内も同じような感じだった。想像以上に街や盛り場、交通機関から人が消えた。

 まず空港までの交通機関、品川から京急・羽田空港線で第二ターミナルまで行ったが駅でも車内でもマスク姿は当たり前。
駅のホームもマスク姿が当たり前。

羽田空港へ向かう車内も旅行者たちがマスク姿。

行きはマイレージ・アップグレードでプレミアムクラスに乗ったが、キャビンアテンダントもマスク姿。常備されているのが普通の機内誌、機内販売カタログの類は無く、新聞サービスもない。これは不特定多数が触るからだということだろう。さらにはコーヒー、スープなどいつもはあるドリンク類サービスもない。寒さしのぎのひざ掛けブランケットの貸し出しもない。
CAのお姉さんもマスク姿で機内サービス。最新型機のプレミアムクラスはいい感じ!

プレミアムクラスの機内食もコーヒーやいつも愛飲のコンソメスープは無し。ワインやビールなど瓶や缶丸ごとサービスするものは用意されていた。アルコールを飲めない筆者は「水」。普通席はいつもあるワゴンサービスが一切ない。
これらは搭乗前になって待合ゲートで初めてアナウンスされるため、直前に慌ててドリンクを購入する人が多かった。

 帰りは熊本空港から普通席だったが、空港のロビーも保安チェックゲートも機内もいつもとは大きく違う感じだった。
熊本空港のお土産コーナーはお客もいない。いるのは空港係員だけ。

保安ゲート金属探知機もマスク姿だが、客がいない。

機内はこのありさま、空席だらけガラガラでキャッチボールができそう。

横方向誰も客がいない。

羽田空港は新しくできたサテライトゲート経由だったが、ごらんのとおりマスク・エスカレーター。

こんな感じが日本の主要エリアでは新型コロナウイルス禍の影響が表れているというレポート。次回はいよいよ中止or延期が現実的になった2020 TOKYO オリンピックのお話を予定。