2020年3月24日火曜日

球磨川流域ではトモエガモは割によく見ることができるようだ。 In the Kuma River basin, the Baikal teal seems to be easily seen.

 英国のボリス・ジョンソン首相が英国民に3週間の外出禁止令を出した。昨日投稿した2日前の新宿御苑の花見客の大混雑と比較して、同じ地球上の同時期の様子とはとても思えない。我が国政府はオリンピック開催にかまけているが、遅かれ早かれ日本もこの状態になるのは見えているだろう?

 世界がさらにパンデミック状況悪化している中で、一斉休校を要請した全国の小中高校の再開を目論もうとしている文科省。一斉休校要請した時より状況が悪くなっている中で再開しようとする姿勢は何を根拠に考えているのだろう、メディアや小池都知事が好んで使う流行りの横文字で言えば、エビデンスは何?どこ?

 筆者は今月3月1日に人気がいなくなった東京・上野の様子を「渚にて」という古い映画に例えてレポート投稿した。これがいつの間に22日(日)の新宿御苑の花見混雑になったのだろう?同じ日本人としてよく判らない。

 放射能汚染がまだまだロクに収まっていないのに、福島原発のすぐそばの地域に住民を戻してしまう日本政府や学者たち、そうして「もう安全だ!」と戻ろうとする住民たち・・。どこか似ているような気がする。「気分で安全を推し量るノーテンキな日本人。この先パンデミックというより身近なパニックが見えているような気がするのだが・・。

3月1日の投稿
http://yamasemiweb.blogspot.com/2020/03/baby-boomers-report-ueno-park-where-no.html

いい加減、本来の野鳥ブログに戻りたい。

 トモエガモといえば、東京でも山手線の内側に位置する「新宿御苑」にも冬季飛来することがある。来ても毎年1羽だけなのだが・・・。皇居のお堀に飛来するミコアイサ(=通称パンダガモ)と同様、東京の野鳥好きにとってはたまらないターゲットだ。

 中には自分にとって珍しいので「珍鳥」に分類される方もいるようだが、ヤイロチョウやヤツガシラ等と違って居る所にはいるのだ。今年、最初の人吉行ではその数百の単位では終わらない、千羽を超えるのではないだろうかという大集団に遭遇した。場所は上流域の相当な山奥だった。

 しかし、球磨川本流(中下流部)にも居たのだ、オシドリの小群に交じって一羽だけ元気にしていた。オシドリに比べてもその体は小さく見える。弱い生きものは集団を形成するが、カモ類もそのたぐいなのだろう。

 南九州はこのトモエガモによく遭遇するので、住みやすいのかもしれない。


やはり、トモエガモは小さい!


最初はオシドリだけだと思っていたが、一羽だけ混じってトモエガモがいた。




球磨川本流中流域にも小群がオシドリと共存していた。

山奥にいた大きな群れ。数的にはこの20倍ほどの数を視認できた。

大きな群れになると風向きや日陰・日向で向きが変わるようだ。