2020年3月16日月曜日

咥えた獲物をなぜか取り落としたドジなヤマセミ!  A stupid the Crested kingfisher that somehow dropped its prey !

 WHOの遅すぎると思えるパンデミック宣言の後、世界中で感染者、死者が増え続けている。我が国日本はヨーロッパなどに比べればまだ感染者数の増加傾向はデータ上低めに抑えられている。
 これは、検査をフル稼働すれば感染者数が膨大な数字になり、日本国内がエピデミック(=パンデミックの限定地域版)状態であると報道されれば、即2020 TOKYOオリンピック中止にされてしまうということから、感染者数のデータを抑えるため検査自体をさせないという見方も存在する。これは定かではないのだが、この先爆発的な状態になり、現在のイタリアやスペイン、イランのように成ることは想定しておかなければならない。

 その時のための準備・方策を当然政府・厚労省は考えていると思うが、メディアには全然出てこないしTVのニュースショウでも専門家コメンテーターからそこまで先を読んだ提案やアイディアは出てきていない。実は全然考えていなかったりするのだろうか?

 日本の社会を実質的に動かしていると豪語するプライドの高い高級官僚たちは、過去にあった事例以外の想定を全くできないノーアイディアの集団だから、期待するほうが間違っているのかもしれない。

 素人考えだが、少子化により廃校・休校になった日本中の学校施設や空いている諸施設を大至急リストアップし、各教室・体育館・講堂などにいくつベッドを置けるか計算し、臨時病床数を確保。
 次に医師・スタッフ不足を補う意味で全国の医科大学生、薬科大学生、などを臨時スタッフとして確保(実地単位授与含め)。
 防疫・輸送運搬を自衛隊+団体観光客が激減で使われなくなった観光バス及びその運航会社を臨時に雇い稼働させるなど、今すぐ出来る緊急対処案が出るはずなのだが、一体我が国はどういう体制でこの先の状況に対処しようとしているのだろう?

 首相の安倍晋三君も政府と己の初期対応のミスを挽回するための言い訳、体面を繕うため中身のない意気込み記者発表ばかりではなく、先を読んだ実質的な数値を伴った対策を専門チームから発表させるなど、具体的な対応をすべきだろう。ここに一部似たようなことを述べているサイトがあった。
https://times.abema.tv/posts/7045997 

 …ということで、週明けの今日は気を取り直して再び繁殖期に入った人吉のヤマセミ情報レポート。

 採餌ダイブから求愛給仕への一連の動きは今回ずいぶん目視できたし、連写収録もできている。今日はそのうちの一コマで、せっかく採餌した大型の獲物を途中で取り落としてしまったドジなシーンのご紹介。これは川幅の広い、飛翔全体を見通せる球磨川の観察だからこその成果。
まずは対岸からこちらへ向かっての採餌ダイブ連続写真から。

獲物は結構な大物だ。

なかなか持ち上がらない。

きちんと一番しっかりとした場所を咥えて飛び始めた。


ターンをしたときに異変が起きた。 

何かの拍子に咥えた大物をなぜか落としてしまったのだ、声を上げて鳴いたためなのか、取り落としたので鳴いたのかは判っていない。

落とした獲物はスピードに乗っているので

二度三度、水切りの小石のように水面をはねて止まった。10年通って3度目の獲物落としの一部始終だったが、今回落とした理由は未だに判らない。