この画像を撮影した冬は、球磨川本流にあるいくつかのポイントの中でも、車の中から撮影できる数少ない場所だった。
朝7時過ぎから昼11時過ぎまで、20回以上のダイブを目の前で繰り広げてくれたため、撮影カット数は2500カットを越えてしまった。これに加え、午後夕方にもパフォーマンスがあったため、この日一日の収穫は2週間ほど滞在するに等しい量だった。
ヤマセミはどうやら気に入ると、同じ場所で1週間程度採餌や羽根休みの行動を繰り返す様だ。時間帯も似たようなものななので、運よくハマると終日観察が可能になる場合がある。過去10年間の人吉通いの中で4~5回はそういう好条件に恵まれた。
今回の採餌ダイブは、目の前で幾度となく繰り返したホバリングからのダイブで成功した採餌のシークエンス。広い球磨川本流だからこそ障害物なく撮影できたと思う。
あらぬ方向を視ていて90度右へ突っ込んでいく、まさにノールックダイブ?
真下ではなく横方向へのダイブ!
冬なので水深が浅く、水平に近いダイブなのだろう。
この日3匹目のゲット、見事なものだと思う。