2019年12月26日木曜日

熊本県で三回目のハヤブサに遭遇、ちょっと変わった個体だった。  I observed 3rd.Falcon at the Kuma-River, which something different.

 阿蘇山系で三羽のハヤブサ、球磨川水系の崖地でハヤブサ、そうしてあさぎり町の球磨川で三度目のハヤブサ遭遇。今回は樹木どまりの状態で飛び立つことは無かったが、撮影者を確実に凝視していた。つくづく猛禽類の眼の良さには驚かされる。

 しかし、三度目の遭遇対象は少し今まで見たことがある個体とはいささか違っていた。猛禽類専門に観察撮影されている方から見れば、「あーそれ、普通です。」と言われるとは思うが筆者的に珍しい被写体だった。

 まず目の上に白い眉のような白い部分がある。こんなのは無いだろうがシロマユハヤブサ・・・みたいな感じだった。同時に胸の縞が普通は横縞なのが縦縞だった。
 胸が縦縞と言えばチゴハヤブサなどがそうだが、下腹部が褐色~赤色になると思うのだがその部分は見えなかった。4~5年前ほぼ同じ場所でチゴハヤブサを確認撮影したが、ひょっとするとその個体かもしれない。

 これで、熊本県内3か所でのハヤブサ遭遇レポートは終わるが、過去においても幾度かこのブログでハヤブサは掲載しているので、数年前の投稿に戻って見て頂けると嬉しい。右の過去ログの中の主に冬季~春先5月までを探すと出てくると思う。

 野鳥観察者は、ちょっと変わった個体に出遭うと「すわ、珍鳥か?迷鳥か?」と思いたいのは古今東西同じようだ。しかしたった10年程度の鳥見経験しかない筆者などはほとんど自分で発見した「珍鳥・迷鳥」のたぐいは多くない。

眼の上のシロマユが印象的だ。

胸の縦縞と相まって、あまり見かけないハヤブサだった。単純に普通のハヤブサの若鳥かも知れない。それならそれで充分納得なのだが・・。


昨日までのこの個体とは明らかに異なる風貌だった。

 実は過去の投稿を調べてみたらほぼ同じ場所で4年前カワラヒワらしき獲物を捕らえ食していたハヤブサが非常によく似ていた。ひょっとすると同じ個体かもしれない。そうなるとこの風体で若鳥ではないという事になるが・・・。その時の投稿は以下の通り。