2018年8月4日土曜日

団塊世代のジジ放談! 人生最後まで大切にすべき友は誰だ? For the end of life and disposal, what kind of friends must do remain?

 先週末の「団塊世代のジジ放談!人生・終活、人間関係の断捨離」には数多くのアクセスを頂いて感謝している。同じ団塊世代のアクセスが殆どかと思うが、それにしても皆さん興味が御有りとみて心強かった。

 今週は調子に乗って、もう少し具体的に友達の選び方、断捨離の方法を述べてみたい。「断捨離」といっても何も永遠に縁を切るという事ではなく、積極的にこちらからアプローチせず、そのまま人生の終わりとともに自然消滅する方法をとるというだけの話。理不尽で失礼な事をしようという訳ではない。

 これはあくまで親類縁者や昔の幼稚園時代~小学校(いわば幼馴染)などクラス会や同期会で定期的に連絡の来る学校時代のクラスメートは別として、成人してからの知り合い・友に関する話と思って頂きたい。

 ここで、団塊世代の自分としてどんな男が理想的な歳の取り方をしているか考えてみたら意外に少ない事が見えてきた。

 国内で言えば北野武、武田鉄矢、矢沢永吉、沢田研二にはじまる芸能人に沢山著名人が居るが、その人となりやイメージはあまりにメディアのヨイショやゴシップなどで造られたもので実態が良く判らない。

 しかし海外の歌手や俳優で言えば、歌ったヒット曲や演じた役から、雑念なしにそのイメージを推し量り易いのでこちらを沢山例にしてみた。

 ビリー・ジョエル(英語発音=ビリー・ジョー)、リチャード・ギア、ブルース・スプリングスティーン、アル・ゴア=「不都合な真実」という疑わしい地球温暖化論でノーベル平和賞を貰った元米副大統領、スティーブン・スピルバーグ、ELOのジェフ・リン、FLEETWOOD MACのミック・フリートウッド、同じくボーカルのスティーヴィー・ニックス(女性)も同い年!スーパーバンド、イーグルスの殆どのメンバーなどビッグネームが海外の団塊世代として名が上がるが、筆者は刑事フォイルの英国俳優マイケル・キッチンを一番魅力的な歳の取り方をしている男として挙げてみたい。
 現在CATVのAXNミステリーで字幕スーパー版の放送が終ったばかり。今後はNHK/BSプレミアムで毎週土曜日(今日も!)午後5時から毎回前半か後半のどちらか半分づつという、ややこしい放送の仕方で9月22日までオンエアーされる。是非一度ご覧になるとこのブログで言っている事も理解し易いのではないだろうかと思う。

DVD#1 ~#14は日本語字幕版で市販されているが、#15 ~28はまだなのでCS放送から録画した。

この主演のフォイル刑事役のマイケル・キッチンはDVDで観る限りにおいてはあくまで外観だし、本人の性格や私生活がどうであるかはまったく判らない。日本で言えば遠い芸能の世界なのだろうが演じている役・場面の中での振る舞いや、あくまで会話(これも台詞通りなのだろう)からにじみ出る雰囲気を観ての話だ。

 しかしこの「刑事フォイル=FOYLE'S WAR」は2002年から2015年にかけてたった28本しか制作されていないシリーズもの。その正味約100分に及ぶ展開は非常に中身も濃く、丁寧に作られている。アメリカのネイビー犯罪捜査シリーズNCISなども好きなのだが、いささかレベルが違う。年に4本程度しか制作しないのを見てもきめの細かい制作ポリシーをとっているのが良く判る。

 まず、英国の戦争・直後の生活、社会、会話・ウイット、ジョーク、習慣、品の余さ、余裕などが非常に良く判って楽しい。Beatlesやビッグ・ベンや007、あるいはマンチェスターユナイテッドやベッカムだけで表面的に英国を判ったつもりで実際英国に旅行したとしても、本物の英国は判りにくい。

 この中でクリストファー・フォイル刑事演ずるところのマイケル・キッチンがちょうど1948年生まれで筆者と同い年だ。
 自分が年相応に良い歳の取り方を出来ているか?時々立ち止まって考えるにも良いお手本ではないだろうか?

 別にこの番組にかぶれた訳では無いが、落ち着き、会話、事の運び方、問題の解決方法、女性に対する考え方など団塊世代ならではのスタイルとそれに加えて英国紳士の品の良さが出ていて非常に参考になる。

 当時の空軍の名機スピットファイア(現物)や英国製のクラシックカー、モーガンなどが沢山出て来るのも面白いが、設定上では当初フォイル刑事は車の運転が出来ない事に成っていて、陸軍輸送部隊の女性運転手を部下にしている。(※20作品以降では自ら運転する場面もあって運転がまったく出来ない訳ではない事が判る)

 こういった、手本になる団塊世代の生き方を元に、それにふさわしい友の選び方なども28本の作品の中から充分得られたので、その辺りをベースに次回は少し考え方を述べてみたいと思う。