先日観察撮影したルリビタキのオスの第2弾。
ルリビタキの生態って一体どんな感じ?という事で飛翔スタイルなどを今日はご紹介。
筆者は枝留まりの野鳥を近寄って撮るのは10年以上前に飽きてしまった。持っている機材の機能(レンズの焦点距離や連写力)やブラインドに隠れて撮るなどの条件で「近寄って綺麗に撮る」のは誰にでも出来る事、他の人があまりやらない事をやってみたいと思うようになって10年。
達した境地が「鳥類と航空機は飛んでいる時こそ美しい。」という結論だった。したがって余程大きなバズーカ砲で長時間同じ場所で撮影するとき以外はバズーカ砲ですら手持ちで撮る癖が付いている。しかし73歳になっていささか腕も腰も錆が回って来たので、軽い装備にしようかと思っている。
今回はキャノンのフルサイズにシグマの50-500mmズームだから、さほど重くはない手持ち標準レベルの機材だった。秒間コマ数が少ないので追い写しには多少難があったが、何とか飛翔画像を収録できた。
ルリビタキの場合、一気に中~長距離をすっ飛んで行かないので、大概飛んでも10mどまり。藪鳥なのでウグイス、ジョウビタキなどと同じと考えて良いのではないだろうか?飛距離が近いので脚をだらりと下げた状態で移動する事が多い様だ。
鳴き声などまさにジョウビタキに似ている。ヒッヒッヒッ、と地鳴きをし、カタッカタッとジョウビタキよりは小さめのカタカタ音が聴こえたらルリビタキと思って良い。
今回もオスを撮影中、背中の方でこれが聴こえたので、メスが居るのか、はたまたジョウビタキなのか?確認はできなかった。
飛び出しからランディング迄脚だら~んが多い。
一方で高速飛翔の場合はさすがに脚は閉じている。
ただ単に、留まっている野鳥を近くから撮れた!の段階から飛んでいる姿を追うのもまた野鳥撮影の醍醐味のような気がする。
バズーカ砲に照準器を付けるのが流行っている様だが、それでジーッとしている野鳥を撮るのはあまり意味がないような気もするが、どうなのだろう?
ただ流行りで装着しているのではあまり意味が無いと思う。アッ!これはあくまで筆者個人の考え。筆者も人吉でヤマセミの飛翔時シーン、採餌ダイブを三脚使用で追い写す際は勿論この照準器を使用させて頂いている。