先日、目黒の国立科学博物館附属自然教育園でルリビタキのオスに群がる野鳥写真撮影ファンの事をご紹介したが、それほどルリビタキの人気が高いとは知らなかった。
筆者的に言えばルリビタキはさほど出遭い難い野鳥の部類には入らず、居る所に行けば結構たくさんの出遭いはあると思っている。
かって、CanonのPHOTOPRESSOで出版した写真集ではキビタキと同居も。
ジョウビタキに似て警戒心も強くなく、意外に愛嬌のある姿やしぐさ、行動はとても絵になる被写体だった。
それが、首都東京の緑地帯で出没すると知るや殺到するのは、上野のパンダ公開に殺到する方々と基本的な動機は変わらないのだろう。希少価値、他に先駆けて撮影したい・・・が、エネルギーなのだろう。
先日自然教育園でご紹介の、撮影者の前を平気で横切る若手の野鳥撮影者の様に複数で見守る中でのルール、マナーは守るべきだろうと思う。同時に野鳥は自分が追われているのは動物の六感としてすぐ判る。したがって見えるからと何処までも追わない事。追われると二度とそのエリアには来なくなったりする。
特に超望遠レンズではない75~150mm程度のレンズで撮影をしたい方々は、どうしても自分が納得する距離まで近づいてしまう。これがゾロゾロ後追いの人間集団を造ってしまうのだ。
特に今回の緑地帯(目黒の自然教育園ではない)ではオスとメスが100mと離れていない距離で同居していた。せっかくの首都圏滞在、大切にしたいと思う。
今までがオス、これからの3枚がメス。
あえてそれぞれのカットにコメントしないが、今回は全く予期せず行ったのだが、改めてオオルリ同様「青い鳥」は人気が高いのだと認識させられた撮影行だった。