ヤマセミがしばらく続いたので、観察の途中で赴いた阿蘇外輪山で遭遇したコミミズクをご紹介。秋も深まる11月頃から出没する猛禽類の一種だ。時にはハイイロチュウヒなども一緒に飛んだりする。
常に川の傍にいるヤマセミやカワセミと異なって、コミミズクは草原・草地に居る。この時の場所は阿蘇山の北側の外輪山。南側の南阿蘇休暇村の外側にも居るという。概ね双方ともに牧草地。草地だ、撮影が難しいがいくつかポイントがあって、これは地元の方、幾度も経験された方でないとまず判らない。
筆者もたまたま撮影に出かける地元の方に誘われて幸運に出遭えたのだった。一人で情報なしにGoogle Map頼りに草地へ分け入ってもまず遭遇は難しいだろう。
しかし撮影経験者1人の話だけ鵜呑みにして探しに行っても、間違う事が多い。説明する側が北と南を間違えたり、左と右を間違えたりすることも多々あるからだ。特にお互い高齢ともなれば、自分含めて聴き間違い、言い間違いは往々にして有りがちな話だ。複数の情報をクロスチェックして確認するのが良いと思う。
もちろん一緒に同行させて頂くのが何と言ってもベスト。
もし時間の関係で一人で行かざるを得ない場合、特に証拠となる写真などがあれば事前に見せて頂くのが一番確実だ。ランドマークなどの確認にもなる。成功経験者の話にはウソが無い。しかし幾度も行ったが出遭えず撮れず、失敗者の「~のはずなんだが」には「不確定要素」が多いと思って良い。時間帯、探すエリア含めて重要なポイントを間違えている場合も多いからだ。
黄昏時の阿蘇外輪山の大草原をバックに、偶然目線をくれたコミミズク。
人が入れない草原の上を悠々と飛んでいた。
カヤというかススキというか、深い枯草の上を巡回していた。
この丸太棒をぶった切ったような顔!一度見たら忘れない。
特に真横を向いたときのコミミズクは魅力的でユニークに尽きる!