2020年11月18日水曜日

秋の葉の裏に付いた虫を食べるメジロ。 The Japanese White-eye that eats insects on the back of Autumn leaves.

  冬を控えて晩秋は野鳥も餌の確保に忙しいようだ。ヤマガラは木の実などを松の木の樹皮の裏や根本に隠したりして、リスの様な行動をしたりする。そんな中、明治神宮の御苑でメジロの面白い採餌シーンに遭遇、撮影出来たのでご紹介。

 メジロは春先に桜や梅の花蜜を吸いに飛び回るし、民家の庭先に於いた鳥寄せの柑橘系の実も食べる。更には軒先に吊るした干し柿に穴をあけたりして害鳥にもなる。まことに食欲旺盛な野鳥の一つだと思う。

 小鳥の類が異種混合グループ群で集団行動することは良く知られているが、一昨日の明治神宮御苑ではエナガ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロの大集団で黄色くなった木の葉の中を何時までも飛び交っていた。

 その中でもメジロが非常に多く、木の葉の間を出たり入ったりしていたので観察を続けていたところ、木の葉の裏に付いた虫なのか何かの卵なのかを啄んでいた。こういう姿を見ると住宅街の庭先を飛び回るメジロとは種類が違うのかとも思う。 



葉の裏の餌に気が付く前のメジロ

上を見て葉の裏の餌を探し・・・獲物を発見。

首を伸ばして点のような餌にくちばしを近づけ・・。

咥えた。

明らかに始めの画像で葉の裏にあった点が一つ消え、メジロが何かを咥えている。

こうした細かい採餌を繰り返していたようだ。